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新世代の日本語学校校長

 ロンドリーナ・モデル校の若き校長、林マルコスさん(26、三世)について、元校長の白戸和子さんに尋ねると「若さという不安もあったけれど、特にやる気のある職員なので任せたいと思った」との理由で決断したという。
 3年前の8月から日本語教師として働き始めた林さんは、白戸さんの推薦を受けて、10カ月ほど前に校長就任した。白戸さんは「実際、彼が校長になってから生徒が増え始めた。本当に頑張っているし優秀な人」と語った。
 彼の新しい仕事は始まったばかりだが、すでに期待された業績を上げつつあるようだ。「若い世代の活躍」が叫ばれる日系コロニアにとって、同校の役職が次世代に橋渡しされた状況は羨ましいものではないか。
 全伯に500校以上ある日本語学校だが、ロンドリーナに習って、「若く優秀な人材」がいれば大役を任せてみるのも良いのでは。(雪)