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サンパウロ州の窃盗件数が新記録1日に携帯621台被害

 サンパウロ州では1月から8月にかけ「1日平均で896件の窃盗」と過去最高を記録し、中でも携帯電話を盗まれているケースが増えていると11日付エスタード紙が報じた。
 今年最初の8カ月に、サンパウロ州で記録された窃盗の数は2万6890件。1日平均896件が起きている。昨年の同時期における1日平均の窃盗数が844件だったので、1日平均で52件も上回った、これは1996年に統計を取り始めて以来、最高の数字。サンパウロ市ではこの約半分にあたる1万3130件の窃盗が起きていた。
 今回の窃盗の中で最も多かったのは携帯電話で63%(1日に約532件)を占めている。携帯電話を路上でいじっている間に、自転車やバイクに乗った窃盗犯が、後ろから走りながら盗んでいくケースが目立っている。
 サンパウロ州内で目立って増加したのはサンジョゼ・ド・リオ・プレット(27・6%)やサンジョゼ・ドス・カンポス(21・2%)で、サンパウロ市も8・8%増。
 サンパウロ市内ではイタイン・パウリスタやサンマテウスなど、主に東部や極東部、北西部で増加が目立ち、逆にカンポ・リンポなど本来犯罪の多い地域である南西~極南部で減少が記録されている。