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リオデジャネイロ=スラム上空を行き交うゴンドラが運行停止=リオ州からの未払い金が原因

道の起伏の激しいスラムの住民の貴重な移動手段だったが…(Bruno Itan/Coletivo Alemao)

道の起伏の激しいスラムの住民の貴重な移動手段だったが…(Bruno Itan/Coletivo Alemao)

 リオデジャネイロ市北部の複合スラム、アレモンの上空に設けられたロープウエーの運行が、14日より無期限で中止されている。
 ロープウエー運営会社のリオ・テレフェリコス(RT)社によると、リオ州からの支払いは4月から滞っているという。同地域の住民が大半の従業員150人も解雇される見込みだ。
 リオ州交通局は声明を通じて、RT社からの申し入れで、ロープウエー運営委託契約が中断されたことを明かした。
 同局はさらに、リオ州は現在財政が極度に悪化しているため、職員の給与支払いを最優先せざるを得ず、他部門への支払いは、州財務局が収支のバランスを見ながらその都度行うとした。
 リオ州交通局は当初、9月の定期点検でロープウエーのケーブルの一部がかなり磨耗しているのが見つかったため、補修工事のために6カ月間運行を停止するとアナウンスしていた。
 リオ州からの支払いが滞っているため、RT社は州当局と、ケーブルの取替えは州からの運営委託金の支払いが正常化してから行うことで合意を得ていたが、依然として支払いが行われないために、無期限の運行停止となった。(18日G1サイトより)