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東西南北

 19日のエドゥアルド・クーニャ前下院議長の逮捕は大きな話題を呼んだが、世間の注目はクーニャ氏のみならず、彼を連行したある連邦警察官にも注がれていた。長く伸びた前髪を、最近ブラジル人男性のあいだで流行のちょんまげにした、無精ひげで胸板の厚いこの男性は、「二枚目だ」としてたちまちネットで話題となり、すぐに「連警の木こり」もしくは「連警のサムライ」のあだ名がつけられた。その本人、ルーカス・ヴァレンサ捜査官の個人のフェイスブックにも来訪者が殺到したとか。ラヴァ・ジャットの捜査官と言えば、日系のニュートン・イシイ氏も有名になったが、思わぬところに人は注目するものだ。
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 19日にサッカーブラジル杯準々決勝第2戦が行われ、コリンチャンスとパルメイラス、サントスのサンパウロ州3チームが姿を消すことになった。この大会は優勝チームのみがリベルタドーレス杯に進出できるが、全国選手権なら上位6チームまでが進出可能。首位パルメイラスと4位サントスにはそこまで痛くないが、7位のコリンチャンスは勝っておきたかった試合のはず。準決勝はインテルナシオナル対アトレチコ・ミネイロ、クルゼイロ対グレミオとなる。
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 今週に入って猛暑の続くサンパウロ市だが、気象観測所(INMET)によると、19日は今年最高気温となる35・9度を記録したという。中心部のアンニャンガバウーにたてられた電光の温度表示板では41度を記録した瞬間もあった。この猛暑は、寒冷前線が近づく今週末まで続きそうだ。暑さ対策をお忘れなく。