サンパウロ州の暴風雨=サンパウロ市も混乱、死者2人=内陸部でも洪水や倒木発生

サンパウロ州各地を20日、落雷や降雹も伴う暴風雨が襲い、洪水や倒木、停電が起きた他、サンパウロ市では死者も出たと21日付伯字紙が報じた。
サンパウロ市では同日未明と午後の2度、雨や風が記録された。同市の同日の平均降水量は8・3ミリだが、西部ではブタンタン区の46・8ミリを筆頭に平均24・5ミリの雨が降るなど、西部と北部を中心に被害が出た。
西部ラッパ区では、折れた枝で電線が切れ、23歳の青年が感電。助けようとした男性も感電して、2人共病院に搬送されたが、青年は死亡した。また、都電(CPTM)下のトッカ・ダ・オンサと呼ばれるトンネルを通ろうとした女性は溺れて低体温症を起こし、死亡した。ピニェイロス区ではショッピングの駐車場の屋根が一部崩れる事故も起きたが、怪我人は出なかった。
北部ヴィラ・ブラジランジア区では、倒木がバイクを直撃し、男女各1人が足などを複雑骨折した。また、ペルース区では小川の増水、氾濫で孤立した一家が消防隊に救助された。
南部でも降雹があり、停電した地区が出た。
サンパウロ市では、未明の雨の最中に760回、午後の降雨時には150回の落雷を記録。時速66・7キロの強風が吹いた所もあり、倒木故の消防への通報が154本あった。これらの数字はエスタード紙によるが、G1サイトは、20日午後4時以降の大サンパウロ市圏での落雷は1773回、内808回がサンパウロ市、また、倒木数は大サンパウロ市圏で150本で、内107本がサンパウロ市と報じている。
暴風雨の影響は21日も残り、倒木の除去作業が続いた他、午前11時現在も68箇所の信号が機能を停止、西部の5区で停電が続いている。
暴風雨による被害は内陸部でも起き、モジ・グアスー市では倒木と塀の倒壊で少なくとも2人が負傷。カンピーナス市でも洪水や倒木を記録するなど、広い範囲で停電なども含む被害が出た。