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東西南北

 20日、大サンパウロ市圏グアルーリョス市ピメンタス区の空き家で、20年ほど前から行方不明となっていたアルマンド・ベゼーラ・デ・アンドラーデさん(36)が発見された。アルマンドさんはベッドがあるだけのトイレ付の部屋に閉じ込められており、この家の近所にいるはずの麻薬の運び屋を捕まえるために出向いていた警察官に偶然見つけだされた。この家には、その前の週の土曜日まで、アルマンドさんの父親と継母、継母の息子の3人が住んでいたが、急に引っ越していなくなっていた。推測では、アルマンドさんは、看護師である継母に薬物漬けの監禁生活を強制されていたのではないかと見られている。
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 20日、サンパウロ市セントロのカンブッシで、61歳のタクシー運転手アウシオネス・シェルヴィンスキさん(61)が、自動車の運転席の中で、女性用のベルトで首を絞められ、口から血を流して亡くなっているのが発見された。車内には、衣服を入れたかばんと数枚の紙があった。アウシオネスさんの妻によると、同運転手は普段は何も問題なかったが、先週、このかばんの持ち主である、麻薬常用者と見られる男性から金銭の支払を受けていたという。
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 23日のサッカーの全国選手権で、パルメイラスは本拠地アリアンツ・パルケでの対スポルチ戦を2―1で勝利し、首位を守った。コリンチャンスとの試合を2―2で引き分けた2位フラメンゴとの勝ち点差は6に広がった。残り6試合でこの差は、安全圏に入ったとも言えるが、このまま最後まで逃げ切れるか。