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《ブラジル》航空機製造エンブラエル社=インド、サウジ、ドミニカ、モザンビークで受注時に賄賂を渡し2億ドルの罰金=米当局6年前から捜査実施

 ブラジル航空機製造会社、エンブラエル社はアメリカ・ブラジル両国の捜査当局から汚職捜査を受け、2億600万ドルの罰金を払うことになったと25日付現地紙が報じた。
 エンブラエル社はインド、サウジアラビア、ドミニカ共和国、モザンビークの各国への航空機販売の際に、リベートを渡していた疑いがもたれていた。
 エンブラエル社には、アメリカ・ブラジル両国の監査機関から財務状況についての監査を受けることも義務付けられた。
 罰金と監査に関する取り決めはエンブラエル社、米国証券取引委員会(SEC)、リオ州連邦検察局、ブラジル有価証券取引委員会の間で合意後に署名された。
 アメリカ司法当局はエンブラエル社のドミニカ共和国への戦闘機の販売に疑いを持ち、2010年から捜査を進めてきた。
 エンブラエル社は08年に8機の戦闘機を9200万ドルでドミニカ軍に販売した際に便宜を図った謝礼として350万ドルを同国の元大佐に支払った。賄賂は同年、モザンビークでの取引でも繰り返された。エンブラエル社は6500万ドルの販売契約の見返りとして、80万ドルを同国の国営航空会社の職員に支払っていた。
 エンブラエル社は、インド空軍やサウジアラビア国営航空会社との契約でも、同様の汚職を行っていた。
 エンブラエル社の支払う罰金2億600万ドルの内、1億700万ドルは米国政府に、9800万ドルはSECに支払われる。
 エンブラエル社はニューヨーク証券取引所に株式を公開しているため、米当局の捜査対象となった。
 米国政府に払われる罰金の内、2千万ドルはブラジル政府の手に戻され、社会事業に投資する、法務省傘下の拡散・集合的権利防衛基金(FDD)に回される。

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