先日の宮崎県人会留学50周年式典は、制度帰伯者を中心に企画し、一世が脇を固める形で運営した。つつがなく終えたので、大方成功といってよい。
同県人会は前会長の谷広海さん始め、吉加江ネルソンさん、黒木慧さんなど個性的な印象だ。現役役員らはそんな古参が多いながらも、日本祭りを若者に任せるなど、少しずつ世代交代を図ってきた。
思えば2年前に65周年を祝賀した時からすでに、「これからは二世、三世の時代」という言葉があった。今の役員らは70代が中心だが、青年の名前もある。本当の移行はこれから本番という感じだ。
他の県人会も一部を若者に任せ、互いに尊重しながら一世が一歩引いて支えてあげてほしい。「10年後には会が消滅するかも」。そんな危機感を持って後進育成に取り組むべきだ。(祐)