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テメル大統領=ポルトガル主要人物と相次ぎ会談=ポルトガル語公用国との会議も開催

グテーレス次期国連事務総長(右)会談したテメル大統領(左)(Beto Barata/PR)

グテーレス次期国連事務総長(右)会談したテメル大統領(左)(Beto Barata/PR)

 テメル大統領(民主運動党・PMDB)は10月31日、大統領官邸で、ポルトガル人で次期国連事務総長に内定しているアントニオ・グテーレス氏と、マルセロ・レベロ・デ・ソウザ・ポルトガル大統領を迎えた。また今日1日はアントニオ・コスタ同国首相とも会談すると10月31日付G1サイトが報じた。
 グテーレス氏は10月13日に次期国連事務総長に選出された。テメル大統領は同氏へのお祝いを述べた後、国際問題について話し合った。会談の主要テーマの一つは国連安全保障理事会の改革案についてと見られる。ブラジルは数年来、同理事会に常任理事国の枠を拡げるよう、求めている。
 レベロ ポルトガル大統領との会談はより儀礼的なものだった。これは、テメル大統領がアントニオ・コスタ同国首相とも会談する予定だからだ。
 ポルトガルはブラジルにとっての主要な商業的、文化的友好国の一つだ。昨年の両国間の貿易総額は16億ドルに達した。600社に及ぶポルトガル企業がブラジル内で活動しており、投資総額は40億ドルになる。
 10月31日の大統領官邸での会談後、両大統領は第11回ポルトガル語公用国共同体会議(CPLP)に参加した。同共同体は1996年に、ブラジル、アンゴラ、カーボベルデ、ギニアビサウ、赤道ギニア、モザンビーク、ポルトガル、サントメ・プリンシペ、東ティモールの参加によって設立された。
 今回のCPLPの主要議題は、持続可能型経済成長戦略についてと、ブラジルの議長就任だった。ブラジルの就任は2度目で、18年までその職を務めることとなる。
 1日のアントニオ・コスタ ポルトガル首相との二国間会談は、CPLP閉会後に持たれる。会談では商業、投資、防衛戦略、科学エネルギー部門、技術革新部門と難民問題などが話し合われる予定だ。