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セアラー州知事が投資訴え=商工会議所の定例昼食会

サンタナセアラー州知事

サンタナセアラー州知事

 ブラジル日本商工会議所(松永愛一郎会頭)の定例昼食会が先月21日、サンパウロ市内のブッフェ・コロニアルで開催され約130人が参加した。セアラー州のカミーロ・サンタナ知事を招き、同州サンゴンサーロ・ド・アマランテ市ペセン港湾輸出加工特区(ZPE)への投資機会を紹介した。
 州内にZPEが設置されたのは2010年。経済成長率は同年からの3年間で、10・7%上昇した。13年にはペセン港湾がZPEに指定され、さらなる経済成長を見込む。
 「セアラー州は国内第2の面積を持つが、ブラジル全土のGDPの内、占める割合はたったの2%。しかし州内には発電所や製鉄・製油所、さらにペセン港湾がZPEに選出され今後の成長が期待できる」と力強く語った。
 ペセン港湾内ZPEには製鉄、石油精製、企業集団などの地区に分かれている。地域内の交通網も整っており、国内7つの国際空港に直結するなど、輸出上の利便にも優れているという。
 経済特区のため輸出入品には州、連邦からの税制優遇恩典が適用。「交通機関が整っており、米国や亜国など外国との距離が近い。州もペセン港湾に注力している。皆さんのビジネスチャンスに必ず成り得る」と力強く語り投資機会を強調した。
 冒頭には、松永会頭が梅田邦夫大使送別会や日伯医療分野規制セミナーなど、9、10月の活動を紹介。3分間スピーチでは、三菱東京UFJ銀行のリオ支店再開60周年や市内に開店した懐石料理店「RYO」の紹介もあった。