3日朝にリオのCBF本部でエミリー・リマ氏のサッカー女子ブラジル代表監督就任会見が行われた。
ブラジル初の女性代表監督となる同氏は、会見の中で、「私は30歳のマルタも31歳のクリスチアーニも次の五輪に出るチャンスがあると思っている。38歳のフォルミーガもそうだ。代表メンバーの世代交代は確かに行わなくてはいけないが、慎重かつ冷静にやっていく」と語り、2020年東京五輪に向けて、段階的に世代交代を図りつつも、30歳のベテラン選手マルタは引き続きプランに入っていると語った。
マルタは3日に13度目の世界最優秀選手賞候補へのノミネートが発表された。マルタはこれまで5回世界最優秀選手賞を受賞している。
エミリー・リマ氏はまた、「私が会長に質問したのは、『(男子フル代表監督の)チッチと意見交換をする機会をもらえるか』というものだった。彼がコリンチャンスの監督だった頃からそれを考えていた。彼に習いたいし、意見交換もしたい。なるべく早く実現するとよいと思う。とても有意義なものになるだろうから。彼を人間としても監督としても尊敬している」と語った。
同氏はまた、「私への要求のハードルが高くなることは良く分かっている。初の女性監督であることの責任も感じている。サッカーに男性も女性もない。代表監督とはそういうもの。監督が女性になれば、ピッチ外での女性選手との接し方が男性とは違う。違いはそれだけ。会長には女性のスポーツコーチングスタッフを入れるように頼んだ。自分の仕事の助けになってくれるはず」と語り、代表監督としての責任の重さ、要求の高さへの覚悟はできているとした。
エミリー・リマ氏は、これまでに17歳以下の女子代表監督を務めた経験がある。
同氏の新監督デビューは12月7日~18日にマナウスで開催される第8回国際連邦貯蓄銀行杯で、ブラジルの初戦は7日の対コスタリカ戦だ。(3日付オ・グローボならびにグローボエスポルテより)
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