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パルメイラスVロードまっしぐら=失速のフラメンゴを抜いて2位にはサントスが浮上

首位のパルメイラスは6日のインテル戦も勝って優勝にまた一歩近づいた(Ricardo Duarte/Internacional)

首位のパルメイラスは6日のインテル戦も勝って優勝にまた一歩近づいた(Ricardo Duarte/Internacional)

 サッカーブラジル全国選手権第34節が11月5日から7日にかけて行われ、首位のパルメイラスが勝って首位キープしたのに対し、前節まで2位のフラメンゴが引き分けて3位に転落。代わりに2位にはサントスが浮上した。
 6日、ホームのアリアンツ・パルケで1部残留を目指して苦闘するインテルを迎え撃ったパルメイラスは、前半16分、今期得意としているコーナーキックからのプレイでクレイトン・シャビエルが決めて先制した。
 試合開始直前から降り始めた大雨の影響で、パスワークも普段のスムーズさが影を潜め、ドゥドゥやガブリエル・ジェズースのドリブルの効果もいま一つだったが、今年のパルメイラスのもう一つの武器である「堅守」はインテルの反撃を許さず、最少得点で逃げ切り、勝ち点を70に乗せた。
 一方、今節まで2位のフラメンゴは、1日前にマラカナンで行われた、同じくリオ市をホームとするボタフォゴとのクラシコに勝ちきれず、0―0と引き分けた。これでリーグ戦4戦勝ちなしの勝ち点63で、3位に後退した。
 フラメンゴに代わって2位に立ったのはサントスFCで、本来は5日夜に予定されていたアウェイの試合が「同じ町の3部リーグのチームが3部の決勝を5日に戦うことで予想される混乱を防ぐため」との理由で、直前の4日になって試合日が6日、しかも午前11時に変更された。
 1日前の日程変更だけでなく、変則的な午前の試合は受け入れがたいとサントス首脳陣は反発するも、結局、決定に従い、ポンチ・プレッタとのアウェイ戦を6日に戦った。
 この試合を元ブラジル代表のリカルド・オリベイラ、最近コロンビア代表に招集されたコペーテのゴールで逆転でものにし、3連勝で勝ち点を64の2位に浮上した。
 リーグ戦も残り4試合で勝ち点差は6、パルメイラスの優位は動かない。パルメイラスの最後の全国選手権優勝は94年にまで遡る。22年ぶりの優勝へ、ファンの期待は高まるばかりだ。(規)