今は春になったこともあり、サンパウロ州などでは強いにわか雨も降りやすい季節となっている。サンパウロ州では9日夕方もかなり強い雨を記録し、州内の主要の水系の水位が上がった一方、悲しい事故も起きた。オザスコのジャルジン・ロシュダールで18時頃、大雨の衝撃で切れて垂れ下がった高圧電線に触れ、バー経営者のリカルド・ローザ・ダ・コスタさん(39)が感電死した。この事故では当初、バーの近くを通った24歳の青年が電線に触れて感電したため、コスタさんともう一人の男性が助けたようとしたが、コスタさんは青年が路上に落としたものを拾おうとしたときに高圧電線に触れて感電死した。善意も空しく悲しい。
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今日11日から13日にかけて、毎年恒例となるF1のブラジルGPが、サンパウロ市南部のインテルラゴス・サーキットで行われる。11日の今日は練習、12日がポール・ポジションを決める予選、そして13日が本格的なレースとなる。チケットはまだ販売中で、アクセスもCPTM9号線のアウトードロモ駅と近くて便利だ。今回のレースは、今季限りで引退を表明しているブラジル人レーサーのフェリペ・マッサのインテルラゴスでの花道を飾るものでもある。
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13日より、サンパウロ市パウリスタ大通りの歩行者天国の実施時間が1時間延長となる。これまでは週末と休日の10時~18時に実施していたが、この日からは10時~19時となる。もっともこれは、ハダジ現市長の市政での話。来年1月にドリア新市長に代わってからは、歩行者天国がどう変わるか。市民としては気になるところだ。