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リオに南米最大の水族館がオープン=五輪で脚光浴びた港湾地域に

ガラス張りの大きな筒状の水槽は、実際に海に入って魚を見ている錯覚を起こさせる。(Fernando Maia/VistRio)

ガラス張りの大きな筒状の水槽は、実際に海に入って魚を見ている錯覚を起こさせる。(Fernando Maia/VistRio)

 8月から9月にかけてリオ市で行われた五輪・パラリンピックのパブリックビューイング会場として一躍有名になったリオ市の港湾地域に、今月9日より南米大陸最大の水族館「アクアリオ」がオープンした。
 同水族館の来場者で、広いブラジルの海岸線に生息する海洋生物だけでなく、カリブ海、インド洋、太平洋に生息する海洋生物も鑑賞する事が出来る。
 一般公開前日の8日には、サメの子供も産まれた。このサメの幼魚は、大人のサメやウナギ、シビレエイ等に加わって、展示される。
 各階の面積は2万6千平方メートル、5階建ての同水族館には、大小あわせて28の水槽が展示用に設置されている。
 使われている水は450万リットルで、350種の海洋生物、3千体が展示されている。
 展示はウナギ、ミノカサゴ、オニダルマオコゼ、シビレエイなどから始まり、次第に危険な生物の待つ部屋に続く。
 さらに進むと透明な球体の水槽があり、訪問者はまるで自分達の周りを魚群が泳いでいるような錯覚を感じる。
 大型水槽には、同館最大の生物、全長4・3メートル、体重400キロのコモリザメがいる。他にもネムリブカ、ツマグロ、シロワニなどのサメ類の他、エイ、ハタ、カツオが展示されている。
 同館の展示の中には、海洋環境と水環境に関連した展示コーナーと、仮想現実で海の様子を体験できる展示コーナーがある。
 先端技術を駆使した展示を通して、訪問者は海の様子を仮想現実で体験できる。同水族館の展示でのもう一つの魅力は、「タッチタンク」と呼ばれる機器で、生物を触った際に感じられる感覚が再現され、経験できる。

 アクアリオ詳細
Aqua Rio Praça Muhammad Ali, Via Binário do Porto, 194 – Gamboa, Rio de Janeiro – RJ
営業時間は午前10時から午後10時まで
入場券は公式サイトhttp://www.aquariomarinhodorio.com.br/でのみ購入できる。