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ブラジル杯=監督の娘がフィールドに入ったことで、決勝のホーム開催権剥奪=と思いきや一夜で裁判所の判断が覆る?

監督のちょっとした公私混同が、チームに思わぬ損害を与えることになった(Lucas Uebel/Grêmio FBPA)

監督のちょっとした公私混同が、チームに思わぬ損害を与えることになった(Lucas Uebel/Grêmio FBPA)

 サッカー・ブラジル杯決勝に進出しているグレミオが、30日に行われる決勝第2試合のホーム開催権を失ったが、翌日に控訴した事で、開催権を取り戻せそうだ。
 ホーム開催権喪失の原因は、2日にポルト・アレグレ市アレーナ・ド・グレミオで行われた準決勝第2戦のクルゼイロ戦で、試合終了直前に、グレミオのレナト・ガウーショ監督に手招きされ、娘のカロル・ヴォルタルッピさんがチームのベンチに入った上、終了と共にフィールドに入り、父と共に決勝進出を祝った事だ。
 スポーツ高等裁判所(STJD)は、同件を問題視し、16日に「グレミオの戦う決勝第2戦のホーム開催権を剥奪すると共に、3万レアルの罰金を科す」との判決を下した。
 「資格のない者がフィールドに入ったとはいえ、処罰は重すぎる」との世論もあり、グレミオは即座に控訴した。
 すると翌日、STJDは、同件の再審理を11月24日もしくは12月1日に行うとした。
 決勝第2戦は11月30日に行われるため、審理が12月1日に行われることになった場合、グレミオは問題なく、ホームのアレーナ・ド・グレミオで決勝戦を開催できる。
 再審理が11月24日に行われ、最初の判定が維持された場合は、ホームでの試合開催は不可能となるが、相手チームやサポーターから苦情が出た訳でもないため、判定が覆る可能性が高いと見る声が多いようだ。(17日付ESPNサイトなどより)