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サッカーブラジル全国選手権1部第35節=代表疲れもなんのその=中1日で強行出場のブラジル、アルゼンチン、コロンビアの代表選手がゴールを決める

2日前のアルゼンチン代表戦の疲れも見せず、この日の同点ゴールを決めたアトレチコ・ミネイロのルーカス・プラット(Bruno Cantini/Atletico)

2日前のアルゼンチン代表戦の疲れも見せず、この日の同点ゴールを決めたアトレチコ・ミネイロのルーカス・プラット(Bruno Cantini/Atletico)n

 サッカーブラジル全国選手権第35節は11月15日~17日に行われ、首位のパルメイラスが4位アトレチコ・ミネイロと引き分け、2位のサントスが勝利したため、両者の勝ち点差は4に縮まった。
 今節は、10日から15日まで南米各地で行われたワールドカップ予選に出場し、急遽所属チームに戻って17日の試合に強行出場した選手達の活躍が目立った。
 15日にペルーのリマで行われたペルー対ブラジル戦にも出場したパルメイラスの若きエース、ガルリエル・ジェズースは、チーム会長のプライベートジェットで17日の試合会場であるベロ・オリゾンテに直行。試合間隔が43時間しかない状態で、4位のアトレチコ・ミネイロ戦に先発出場した。
 最近、ブラジル代表では大活躍も、全国選手権では8戦連続ノーゴールだったジェズースは、前半25分、ドゥドゥのスルーパスに走りこみ、相手DFを振り切って先制ゴールを決めると、思わず涙をこぼした。
 片やアトレチコ・ミネイロは、15日にアルゼンチン代表としてコロンビア戦に出場、ゴールも決めたFWのルーカス・プラットの疲労を考慮して、ベンチスタートさせた。
 しかし、1点を追う立場に立ったアトレチコ・ミネイロは、後半12分にルーカス・プラットを投入。そのわずか1分後、元ブラジル代表のロビーニョのクロスにプラットが合わせ、同点に追いついた。
 試合はそのまま終了し、直前のヴィトーリア戦に勝利していた2位サントスとの勝ち点差は4となった。
 なお、この試合でも、15日のアルゼンチン対コロンビア戦にコロンビア代表として出場していたサントスのコペーテが強行出場し、2得点の活躍を見せた。
 35節を終わり、首位争いは1位パルメイラス(勝ち点71、得失点差+27)、2位サントス(勝ち点67、得失点差+25)、3位フラメンゴ(勝ち点66、得失点差+15)の3チームに絞られた。
 次節36節は19~21日に行われる。優勝争いをしているチームの試合は全て20日に行われる。パルメイラスが勝ってサントスが負け、フラメンゴが引き分け以下なら、パルメイラスの22年ぶり、9度目の全国選手権制覇が決まる。(規)