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東西南北

 16、17日と2日続いたリオ州元知事逮捕。州や国に与える打撃は、ペトロロンとメンサロンを州政府レベルで組み合わせてやってのけたようなカブラル氏の容疑の方が、小さな市での選挙不正だったガロチーニョ氏より大きいが、報道を見るとガロチーニョ氏への反響も大きい。それは、心臓疾患の疑いのある同氏が、入院先の病院から刑務所への護送車に移される際、傍にいた一般人から侮辱されて激昂し、担架上で起き上がって抵抗した姿や、妻で元同州知事のロジーニャ氏や娘たちが泣き叫んで反抗する映像がメディアで公開されて、話題を呼んだためだ。ノヴェーラ体質のブラジル民はこうしたメロドラマには弱いのか。
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 17日のサッカーの全国選手権、パルメイラスは敵地でのアトレチコ・ミネイロ戦を1―1で引き分けたが、今やセレソンでもセンター・フォワードのガブリエル・ジェズスが久々に得点するなどの収穫もあった。パルメイラスは早ければ明日20日、本拠地アリアンツ・パルケでの対ボタフォゴ戦で22年ぶり9回目の優勝が決まる可能性が出てきた。パルメイラスが勝ち、2位サントスが敗れ、3位フラメンゴが引き分け以下になることが条件だ。
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 そろそろ11月も下旬にさしかかってきているのに、サンパウロ市ではまだ肌寒い日が続いている。18日もサンパウロ市では最高気温が21度までしか上がらなかったが、予報だと今日はそれを下回る20度までしか上がらないとか。数日したら暖かくなるようだが、そうなれば今度はにわか雨が降りやすい天候になる。いずれにせよ、もどかしいか。