今年は日曜日と重なってしまったために忘れられがちだったが、20日は「黒人の日」で、サンパウロ市では祝日として制定されている日だ。そんなこともあり、20日の現地紙では、黒人の人種差別の問題を取り扱った記事も目立ったが、アゴラ紙では、黒人の子供を養子にとった白人家庭が差別にあっているとの記事を掲載した。それによると、黒人の養子が、白人の家庭の集まりの際に白人の子供たちから奇異な目で見られたり、仲間はずれにされたりすることがあるようだ。同紙では、ブラジル内での黒人差別や女性差別などは減少してきているとしているが、アメリカ大統領選挙後に急増中のヘイト・クライムなどを見るに、気をつけたい。
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20日のサッカー全国選手権、首位パルメイラスはボタフォゴに1―0で勝利し、2位サントス、3位フラメンゴが共に引き分けた。これで、フラメンゴの優勝の可能性がなくなり、27日にパルメイラスが本拠地でシャペコエンセに勝つか引き分けで自動的に優勝が決まる。仮に負けても、サントスがマラカナンでのフラメンゴ戦で勝たない限り、パルメイラスの優勝となる。どうやら27日は緑一色の日になりそうだ。
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先週、サンパウロ州は雨がちだったため、主要6水系の水位も軒並み上がった。カンタレイラやアウト・チエテの月間降水量は120ミリ前後となっているが、予報だと、12月初旬まではあまり雨が降らないという。それはラ・ニーニャ現象の影響で、南部からサンパウロ州では雨が降りにくく、リオより北の中西部や北東部で雨が集中するからというが、さてどうなるか。
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