文協図書委員会(川原崎隆一郎委員長)が6日、恒例の『春の古本市』を文協ビル展示室で開催した。ボランティアと委員会メンバー約45人が協力し、日本語の文学書や雑誌、漫画、辞書や専門書など約1万冊を2~10レという格安価格で販売した。
開場する午前9時前からすでに4、50人が列を作った。来場者は従来の顧客に加え、非日系や日系の若者が増えているようだ。売り上げは1万8792レとなり、来場者数とともに近年の古本市で最多を記録した。
「漫画や日本語学習の書籍、辞書、さらに一般書が非日系人、日系の若者に人気だった」と話した図書委員会の細野昭雄さんは、「ソーシャルネットワークや口コミを通じて新しい客層が増えつつある。日本語の書籍に親しむ人が増え、日本文化の普及に貢献できれば」と目標を語った。