テレビ制作のコーディネート会社、南米通信社代表の尾和義三郎さんが19日午後5時半ごろ、肺炎のためサンパウロ市内の病院で亡くなった。享年75。
1940年12月、東京都生まれ。1971年に移住し、パウリスタ新聞で記者を務めた後、南米通信社を設立。取材で渡伯した在京ジャーナリストの藤崎康夫氏と尾和さんが知り合ったことから、パ紙東京支社設立の運びとなった。
渡伯前は松竹株式会社に所属し俳優として活動した。その経歴や人脈を生かし、NHKなどによるテレビ番組のロケの手配などに携わり、多数のブラジル紹介番組制作を手伝う裏方を40年以上に渡って務めてきた。
東京都友会では80年代から運営に尽力。今年3月から6代目会長に就任していた。
葬儀は20日、サンパウロ市コンゴーニャス墓地で行なわれ同地に埋葬された。初七日法要はサンパウロ市の東本願寺で、27日午後5時から執り行なわれる。