感謝祭の翌日の金曜日(今年は25日)を特売日とする習慣がブラジルに入ってきたのは2010年。ブラジルのブラックフライデーはオンライン中心だったが、次第に大型小売店などの参加も増え、今年は全国で950のチェーン店や大型小売店などが参加する。
ウオールマートが朝6時に開店。Extraやロージャス・アメリカーナスでは一部店舗が午前0時から24時間営業など、特別体制で挑む店も多い。カーザス・バイアやポントフリオは24日午後6時からと25日朝からの2本立てだ。
ブラジルのブラックフライデーはもう既に母の日商戦を凌いでおり、クリスマス(ナタル)商戦に次ぐ売り上げを記録。今年の売り上げは20億レアルと見られている。
ブラックフライデー定着と共に対象商品も幅が広がり、食料品や衣類、電化製品、家具などの手にとって見られる品物から、旅行などのサービスまで、多種多様の商品が提供されている。
ブラデスコ銀行やブラジル銀行と提携しているレヴェロ社は、オンライン上の旅行部門も含めた商品やサービスで最大50%の割引を提供。
航空会社のラタン社傘下のムルチプルスでは、ラタン社便のチケットその他の商品購入時にポイントを利用する顧客に特別割引を提供する。
GOL社商品を扱うスマイルス社では、マイル数を50%上乗せすると同時に、マイル数を同社の勘定に移したりすると100%のボーナスが就くといったサービスも提供する。同社のショッピングセンターでは商品やサービスで最大80%の大幅値引きを行う他、国際便のチケットでも最大30%値引きする。
いくつかの小売店と提携しているDotz社では、自分の持つポイントを使って商品を購入する際に、最大75%の割引を得る事が出来るという。(24日付G1サイトなどより)
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