ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | ブラス区のショッピングで火事=可燃物多く、消火手間取る

ブラス区のショッピングで火事=可燃物多く、消火手間取る

消火活動中の消防士達(Rovena Rosa/Agência Brasil)

消火活動中の消防士達(Rovena Rosa/Agência Brasil)

 23日深夜、サンパウロ市中央部のブラス区ロッケ・ヴィトル・ヴァスト街のショッピングセンターで火災が起きた。
 消防士72人、消防車31台が出動し、消火活動に当たったが、衣類や電化製品、包装用のプラスチックなどの可燃物が多く、火は一時、建物の壁を伝って暗闇の中で高々と燃え盛った。
 火の勢いを増すような品が大量に置かれていたために消火も手間取り、午前10時半になってもまだ、小さいながら、火の手が見られた。
 出火当時、建物の中には3人の人がいたが、1人が煙を吸って病院に運ばれたものの、それ以上の死傷者は出なかった。
 出火原因はまだ不明だが、天井や屋根も焼け落ち、建物崩壊の危険性も高かったため、消防はなおの事、慎重に活動する事を強いられた。
 燃えた建物には小さなボックスがいくつも入っていたため、両側に並んだ店の間の通路が煙突の役割を果たした可能性が強い。この建物は建築許可を受けていたものの、消防による安全基準を満たしているという証明は取っていなかった。
 ブラス区では同日早朝も、セウソ・ガルシア大通りにある店舗と縫製所、住居を兼ねた建物で火災が起き、男女各2人の計4人が死亡する惨事が起きたばかりだった。(24日付アジェンシア・ブラジルなどより)