ラテンアメリカでも有数の不妊治療の名医と称されていたが、治療を受けに来た女性を強姦するなどの罪で2010年に278年の実刑判決を受けたロージェル・アブデルマッシ元医師の自宅が競売にかけられたが、買い手がつかず、ブラックフライデーの25日に、競売の底値が10%引き下げられた。
同医師の自宅は4階建ての豪邸で、22日から競売にかけられていた。当初の底値は1840万レアルだったが、第1弾とされていた25日までに買い手がつかなかったため、底値が1660万レに値引きされた。
インターネットで競売のための情報を見に来た人は4600人以上いたが、自分が買うと名乗りをあげた人は一人もいなかったという。
同医師の豪邸は、2010年の裁判の対象ではなかったが、不妊治療のためのお金は払ったのに実際の治療は受けていないとして、13万7千レアルの賠償金の支払いを求める女性が現れた事などで、競売にかけられる事になった。
競売の第2段階は12月16日までで、期日までに買い手がつかない場合は、裁判所が新たな競売を設定する事になる。その場合はまず、元の底値で競売が行われるが、それでも買い手がつかない場合は再度、底値が設定されるが、その時は、今回以上の値下げ幅となる可能性が強い。(25日付G1サイトより)