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井戸兵庫県知事にブラジル最高勲章=兵庫パラナ間の交流に貢献

受章式に出席した井戸知事(右から3番目)

受章式に出席した井戸知事(右から3番目)

 兵庫県の井戸敏三知事(71、兵庫)が16日、ブラジル政府から南十字星国家勲章(グランクルス位)を受章した。連邦政府から外国の人物・団体に贈られる最高勲章。井戸知事が訪伯を重ね、日伯の文化や経済の発展に貢献してきたことが認められた。
 多くの戦前移民が出港した神戸港、神戸移住センターを持つ兵庫県は、パラナ州と姉妹・友好提携を結んでいる。同知事は就任以降4回訪伯、ベト・リシャ州知事とともに県内の住友ゴム工業株式会社を同州ファゼンダ・リオ・グランデ市に進出させるなど、二国間の発展に尽力、功績を残した。
 昨年のブラジル兵庫県人会創立55周年記念式典では4回目の来伯を果たし、県人の苦労と貢献をねぎらった。また、4月に来日した「第42回パラナ日伯友好経済使節団」(西森ルイス連邦下議団長)と会談、交流推進を誓う声明へ署名した。
 今回の授章は西森下議が推薦し、ミシェル・テメル大統領がアンドレ・コレイア・ラゴ駐日特命全権大使に指示した。授章式は在東京ブラジル大使館で行われ、井戸知事は「名誉ある章を頂き感激」と喜びのコメントを残した。