4日にパウリスタ大通りで行なわれたマニフェスタソンには、各地から参加者が集まっていた。その一人で、わざわざソロカバから家族で駆け付けた齋藤利治さん(75、二世)は、なんと写真のようなプラカードまで作って道行く人々にアピールしていた。
そこに書かれているのは「私たちの子や孫たちの未来ために、汚職をいい加減に辞めろ! ブラジルのために一緒に闘おう」というもの。国民の大半が共感する「一般国民を代表する声」といえる内容だ。今回のデモにはこのような日系人がたくさん参加していたのが特徴といえる。
さらに本紙6日付け写真グラフ右下にある「〝汚職擁護法案〟にSimを入れた議員たち」を張り出した写真の画像が悪く、太田慶子議員の名前が読めないとの指摘も。「もっと良く撮れた写真がある」と送ってくれたのが、これ。なんと壁に一人一人張り出され、「裏切り者!」とまで書かれている。
次回の連邦議員選挙では、今回Simを入れた議員の多くが落選すると予測される。「街頭の声」を無視した政治家リストに、日系議員名が入ってほしくないものだ。(深)