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親ルーラ団体が募金運動=キャンペーン費用に50万レ

 ルーラ元大統領の支持者たちが、同氏を保護するためのキャンペーンを展開し、計50万レアルを集めるべく、呼びかけを行っていることがわかった。9日付エスタード紙が報じている。
 11月10日に始まったキャンペーンは「全ての国民とルーラ氏のための正しいブラジル」と題したもので、8日からはネット上で募金の呼びかけも始めた。
 同キャンペーンの主催者団体には、ブラジル学生連盟のカリーナ・ヴィトラル会長やジャーナリストのフェルナンド・モライス会長、ジウマ政権の女性局長だったエレノラ・メニクッチ氏、セン・テット(MTST)のギリェルメ・ボウロス氏などが名を連ねている。
 同団体の目的は、ルーラ氏を司法の餌食とし、労働者党(PT)を犯罪者扱いしようとする全国的な動きに対抗すると共に、各種の討論を通じて18年の大統領選を前倒しさせ、ルーラ氏を苦しめている様々な壁を打ち壊すのを助けることだ。
 同団体は、集まった資金の40%をテレビやラジオでのキャンペーン放送やサイトの制作費、インターネットの経費などにあてる意向だ。募金の受付は今月24日まで。
 ルーラ氏は、ラヴァ・ジャット作戦(LJ)により、既に、クリチバとブラジリアの連邦地裁での裁判3件の被告となっている。先週は全国を回り、LJ対策チームやパラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事を批判するイベントを行っている。