次期米国大統領のドナルド・トランプ氏の企業がリオのホテル経営から撤退することを14日に発表した。15日付フォーリャ紙が報じている。
ホテル「トランプ・リオデジャネイロ」は、バーラ・ダ・チジュッカの五輪公園近くにある170部屋の規模のホテルで、今年8月にオープンした。だが、工事が未完了で、部分操業となっていた。
トランプ・ホテル広報担当のジェニファー・ロドストロム氏は、「現状でホテルは完成にはほど遠い状況で、トランプの商標をこれ以上使える状況にはない」と、撤退の理由を語った。
このホテルを所有している不動産会社LSHは10月、ブラジルの年金基金の投資を呼び込む目的で企業所得を過剰に引き上げていた疑惑で連邦検察庁連邦直轄区支部の捜査対象となった。トランプ氏側は、撤退にこの件が関係しているかどうかの言及は避けている。
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