サンパウロ日伯援護協会(菊地義治会長)は、先月24日昼、本部会議室で定例役員会を行ない援協の財務、各施設の状況について報告が行われた。
10月末に訪日した菊地会長は、海外日系人大会に参加したほか、国際協力機構(JICA)や日本国際協力財団などを訪れた。同財団からは、「融資を受けた団体がそれをきちんと運営し、報告してくるところは少ない」と堅実な運営に称賛を受けたという。
JICAでは「ブラジルでの大型事業がないなか、州と連携して進める自閉症児療育施設の活動は大変意義深い。援協主導となって育ててほしい」と期待が寄せられ、「日本政府もブラジル社会に広く貢献できるプロジェクトを探しているようだ」と語った。
また、旭日単光章叙勲のため訪日した尾西貞夫副会長は「皇居で天皇陛下からお言葉を頂き、一生で一度の思い出になった」と喜びで語り、「皆さんにご推薦頂いたお陰。本当に感謝感激だ」と受章に喜びを見せた。
10月の総収入は約529万レアル、総支出は約369万レアルで、日本財団からの寄付金もあって約145万レアルの黒字が計上された。
また10月の退会者数は94人、新規入会が7人で、会員数は計8117人となった。
タグ:サンパウロ サンパウロ日伯援護協会