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大耳小耳

 ジャイアンツ・アカデミーから指導にやってきた元プロ選手の横川史学さん(JICAボランティア)。ブラジルに持ってきたのは、なんとカラーコーンと笛だけ。キャッチボールの際に、カラーコーンを等間隔に置き、元の場所に戻ることを徹底させることで、子供同士が衝突するのを防ぐためという。視野の狭い子供の安全を確保するにはうってつけ。笛は集中力を高めるために、笛で時間を区切るのに使うという。「成功率50%だと子供の集中力が途切れない」といい、ボールに当てるのが難しいバットではなく、面積が広いラケットを使って幼児には打たせるとか。子供の指導をしている人は、ぜひこの「プロの方法」を応用してみては。
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 神戸の日伯協会は今年90周年を迎えている。かつて戦前・戦後の移住者送り出し支援に貢献してきた同協会だが、現在は「海外移住と文化の協力センター」(旧移民収容所)を運営し、ブラジル・ポルトガル語講座や中南米音楽会などの各種イベントなどを行っている。90周年記念企画展『ここからブラジルへ19万人が旅立った』も今月25日まで開催中。異人館めぐりなどで人気の神戸だが、「移民が最後に過ごした場所」としてはまだまだ認知されていない。同センターを観光地として売り込み、移民史についての理解を深める発信拠点となって欲しいところ。