サンパウロ市交通技術(CET)が発表したデータによると、マルジナル・ド・チエテではここ19カ月間、歩行者が車に撥ねられて死ぬ事故が皆無だった。22日付フォーリャ紙が報じている。
マルジナル・ド・チエテで車に撥ねられて死者が出たのは15年3月が最後で、以降、今年10月まで、歩行者が死ぬ事故は起こっていない。
また、マルジナル・ド・ピニェイロスでも、歩行者が車に撥ねられて死亡する事故は、15年7月20日の制限速度引き下げから16年10月までの15カ月間でわずか3件で、14年5月~15年7月の15カ月間の9件と比べると、3分の1になった。チエテでは、制限速度引き下げ前の15カ月間に車に撥ねられて死亡した歩行者が18人いたというから、かなりの激減だ。
フェルナンド・ハダジ市長は15年7月に、両マルジナルでの制限速度を、高速車線は90キロから70キロに、ローカル車線は70キロから50キロ、中央車線は70キロから60キロに引き落としている。
CETの発表に先立つ20日には、ジョアン・ドリア次期市制が、来年1月25日からマルジナルの制限速度を緩和すると発表している。