ルーラ元ブラジル大統領は21日、建設オデブレヒト社が贈賄代わりにルーラ研究所の土地を購入したと汚職捜査ラヴァ・ジャット作戦で報奨付供述を行ったとする報道を受け、ルーラ研究所の名前で「遂にラヴァ・ジャットもカフカやマイノリティ・レポートの次元にまで来た」との見解を表明した。文学史に残る不条理作家やスティーヴン・スピルバーグの人気SF映画の名を出して、それがいかに現実離れしているかを示したもので、マスコミ受けしやすい比喩のセンスは或る意味さすが。だが、これが「私以上に正直なのはキリストだけ」と言った発言同様、おもしろくはあるが、失笑も買っていることも認識したほうが良いようにも思えるが。
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21日、来年のサッカーリベルタドーレス杯の組み合わせが発表された。ブラジルは参加8チームのうち、ボタフォゴとアトレチコ・パラナエンセの2チームが、リーグ戦進出をかけた予選からの参加となる。残る6チーム(パルメイラス、フラメンゴ、サントス、アトレチコ・ミネイロ、グレミオ、シャペコエンセ)はリーグ戦からの参加となるが、果たして、飛行機事故で選手19人もが死亡したシャペコが戦える状況になるのかも気になるところだ。
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暦の上で夏となった21日、サンパウロ市では夕方前に強いにわか雨が降った。西部では自動車に倒木があたり、大破するなどの被害も出た。いかにも夏らしい光景だが、それにもかかわらず、22日に確認された水系の降水量はカンタレイラで3・9ミリ、アウト・チエテで6・5ミリと少なく、グアラピランガだけが43ミリ降る大雨だった。
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