ブラジル内の大学に在学する日本人留学生に対して、進路設計を考える機会を提供する『留学生の会 実行委員会』(笹川望代表)が、更なる活動拡大のために協力を呼びかけている。
サンパウロ大学(USP)に留学していた上智大生が進出企業の駐在員からキャリア設計に関する考えを聞く中で、「広く留学生一般に共有できないか」として設立された。
現在はUSP留学生7人を中心に運営され、先月行われた『第3回留学生の会』では、進出企業の駐在員を招聘し、ブラジルでの事業展開や、職業人としての人生とキャリアに焦点をあてた講演やパネルディスカッションを行ない、キャリアに関する考えを深めた。
会合では、全伯各地に100人近くいるとされる日本人留学生のうち50人近くが集まったといい、県連日本祭りでボランティアに参加するなど、日系社会との交流にも関心を寄せている。
笹川代表(23、上智大)、堀池広報担当(20、立教大)、菊池渉外担当(20、東京外語大)は、「私たちの活動を知ってもらい、今後はさらに活動を拡大させたい。日系社会についても学ぶ場を作れれば」と意気込みをみせた。
問合せは同会(ryugakuseinokaibr@gmail.com)まで。