4月に発生した熊本地震では、熊本県文化交流協会の呼びかけに多く支援が寄せられた。発災から2日後の同月16日、役員らが臨時理事会を開く。「今こそ母県の恩返しに」と、義援金の募集活動を始めた。
この呼びかけにコロニアも呼応。3団体などが窓口に募金箱を設置し、イベントの一部収益を寄付する団体、企業もあった。翌月には15万レアルの寄付が集ったという。
援協が2万5千レ、ニッケイパラセホテルが1万レ、聖南西文化体育連盟(UCES)が8千レ、日語センターが6千レなどなど、各団体が温かい手を差しのべた。
最終的に約500の個人、30以上の団体が支援を寄せ、約40万レが集った。8月には当時のレートで、総額およそ1148万円を日本に送ったと発表している。
県人会はお見舞いツアーの参加者を呼びかけており、来年4月に被災地を訪れる予定だ。