【東京発】パラグァイの独裁政権下の恐怖政治における権力の横暴に抗した体験を寓話的に記した問題作『ギュンターの冬』(ファン・マヌエル・マルコス著、坂本邦雄・原訳、久保恵・監訳、悠光堂、2016年)の出版記念会が11日夜、東京・銀座のレストランで開催された。4年の歳月をへて、パラグァイ日本人移住80周年記念事業として昨年出版された ...
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リ・歩こう友の会=前田パークへ小旅行
リベルダーデ歩こう友の会(高木ラウル会長)が29日、新年親睦日帰りピクニックを催行する。 行き先はサンパウロ市から110キロ離れたイトゥー(イツー)市の前田パーク。 午前7時リベルダーデ広場前から出発する。参加費は会員が70、非会員が80レ(交通費のみ)。 申込は同会(11・3207・2690)、小笠原さん(同・3209 ...
続きを読む »大耳小耳
短歌誌『椰子樹』371号が先の12月に発行された。リオ五輪のテレビを、手に汗握りながら見て作ったと思われる《君が代に胸あつくしぬ幼くて国出でしわれはオリンピックに》(富樫苓子)という歌には共感する人も多いのでは。《ここは晴れ彼方に見えるあの雨は空から下がるカーテンのよう》(宮本留美子)、《鼾かく猫に文句を言う深夜テレビ小さく見 ...
続きを読む »道のない道=村上尚子=(64)
どうやら、この寺の家族は、私を友行の嫁として、受け止めているらしい……困ったことになった。 寺では、父親が亡くなり、弟が継いでいて、かわいらしい息子と嫁もいる。母親は、一応この寺では、私の義母ということになったので、私は彼女を「お母さん」と呼んだ。痩せた小柄な人で、温かみのある人だ。彼女とは馬が合うようだ。 お母さんは、寺 ...
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