ブラジル日系文学会(武本憲二会長)主催の『第34回武本文学賞』の入選作品が発表された。授賞式は3月26日午後1時半より、宮城県人会(Rua Fagundes, 152, Liberdade)で行われる。小説と随筆は順次『ブラジル日系文学』誌に掲載される。作品及び受賞者は次の通り(敬称略)。 【日語部門】▼小説=入選「袋たたき ...
続きを読む »2017年1月31日の記事一覧
新年に抱負、ピニャール文協=貴田会長「世代交代を」
新年のあいさつのためサンパウロ州サンミゲル・アルカンジョ市から、コロニア・ピニャール文協の役員らが24日、本紙を訪れた。貴田孝平さん(68、福井)が2年目の会長職を迎え、世代交代などに意欲を見せている。 過去に複数回、会長を務めた経験のある貴田会長は「若者の協力もある。団結して活動したい。世代交代も進められれば」。自身はまだ ...
続きを読む »二宮尊徳翁とアマゾン開拓=報徳の森に生かされる=神奈川県在住 松田 パウロ=(上)
緒言 遠く古より、大河は文明の進化を誘うものであった。 活火山と峻険な山岳を有す海洋国家・日本は、東洋思想の叡智を戴きつつも、天は志高き健全なる農民を育て、無限の可能性を与え続けている。 成熟した高度情報化社会を迎えるにあたり、報徳という言葉は、すべての命の可能性と解釈し、森林農法と生態系産業の未来を考察する。 報徳思想の ...
続きを読む »道のない道=村上尚子=(73)
「尚子、ちょっとそこへ座れ」 ある日、父が碁を並べながら私を呼んだ。 「オレの相手をして打ってみろ」 いつも家の中では、碁を打つ相手が居ない父。ウムを言わせない口調で命令した。 「ハイ……」 あの頃の私は三十代であった。『人生の戦いの真っ最中』、いいかげん自分の人生に、眉間のしわを寄せてあがいていたのに、遊びまで苦しむこと ...
続きを読む »《ブラジル》小野ジャミルさんを日本移民110周年実行委員長に推薦
来年に控えた日本移民110周年実行委員長の選考が難航しているとの噂を聞く。飯星ワルテル連邦下議には半年前と同様、就任への招待が再度行われたが断られたとか。来年が選挙の年であることから、より国政に関わることに専念したいとの思いが強いのではないかと想像される。110周年を機に、パラナ州の上野アントニオ、西森ルイス両氏のような地元日 ...
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