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1月 2017の記事一覧

サンパウロ市バス・地下鉄=乗継料金の値上げを開始=サンパウロ州地裁の反対押し切り

 サンパウロ市のバスと地下鉄の乗継利用料金などの値上げが、サンパウロ州地裁の暫定令を押し切ってスタートした。9日付現地サイトなどが報じている。  バスと地下鉄、それぞれの乗車の料金はこれまで通り3・80レアルだが、これまで5・92レアルだったバスと地下鉄または都電(CPTM)の乗継料金が6・80レアルに値上げとなる。このことは、 ...

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東西南北

 リオ州知事在任中に、非公式の国外旅行を24回も行っていたことが先週公表されたセルジオ・カブラル容疑者。夫人のアドリアナ・アンセルモ容疑者は、退任後も1年で10回以上の国外旅行をするなど、その贅沢三昧な暮らしぶりが伝えられていたが、その後入った情報によると、それらの旅行のうち、少なくとも13回が、エイケ・バチスタ氏所有のジェット ...

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古杉さんOAB試験に合格=晴れて弁護士に、成人後移住の日本人初か=夢追い求め、苦節10年

みごと「弁護士」になった古杉さん

 日本の弁護士試験にあたる「OAB(ブラジル弁護士協会)統一試験」に、一発で合格した優秀な日本人がいる。元本紙記者の古杉征己さん(まさき、42、広島県三原市)だ。この第19回OAB試験にはサンパウロ市で3423人が受験し、合格したのは約4割の1369人。本紙を辞めてから苦節10年、仕事の傍ら夜に大学へ通って司法試験の勉強を重ね、 ...

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コロニア新年会で220人が祝賀=110周年に向け準備呼びかけ

乾杯で新年を祝う一同

 2017年新年祝賀会が6日夜、サンパウロ市の文協ビル貴賓室で行なわれ、約220人が集まって新年を祝った。文協など日系5団体による恒例行事には、国際交流基金、各県人会などから代表者が出席。移民110周年に向けた準備の年とあって、関係者から抱負が述べられた。  呉屋春美文協会長は、110周年、ジャパンハウス、JRパス問題などに触れ ...

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文協年が納め、創立も祝賀=忘年会で1年の労ねぎらう

ろうそくの火を吹き消す呉屋春美会長(右から2人目)ら

 1年の労をねぎらうため先月21日、文協がボランティアや職員ら向けの忘年会を行なった。事務局や図書館、史料館運営などを陰で支える関係者が多く集り、ビュッフェで食事を楽しんだ。  毎年行なう忘年会は、1955年12月17日に発足した文協の創立日とも時期が重なる。去る2016年は創立61周年を迎え、ケーキカットで祝賀した。  余興で ...

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産婦人科医院に機材導入=草の根資金で北伯に10万ドル

(左から)後藤総領事、ソウザ局長、レイテ院長

 アマゾナス州立ドナ・リンドゥ産婦人科病院で先月27日、『草の根・人間安全保障無償資金協力』による新生児用機材整備計画の供与式が行なわれた。  アマゾナス州保健局へ10万1270米ドル相当が供与された。保育器、インファントウォーマー、黄疸治療用のLED光線治療器、新生児用体重計等の新生未熟児のケアに必要な医療機器が整備された。 ...

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■訃報■金城徹さん

 サントアンドレー沖縄県人会支部の相談役だった金城徹(てつ)さんが先月21日午前、老衰のため同市の自宅で亡くなった。享年94。  沖縄県国頭村出身の金城さんは59年に渡伯。同郷人の多いジュキア線に入植し、バナナ園で労働した。その後は製麺家内工場開設、バナナ自営卸業、バナナ生産組合設立などと活躍。71年にサントアンドレーに移転し、 ...

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東西南北

 JICA日系社会ボランティアの奮闘が、岐阜新聞電子版で掲載された。ロンドリーナのめぐみ学園に派遣された小学校教諭が、6日付け「故郷への便り」に寄稿している。各国で活動する県出身者を紹介する同コーナー。同教諭は日語教育ほか、習字などの文化紹介に励む様子を伝えていた。彼女らの活動を故郷からも温かく見守ってほしいところ。       ...

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農村に文化の輝きもたらすユバ・バレエ

 弓場農場のクリスマスの集いでのバレエ公演一曲目終了の後、大きな歓声が響いた。ミランドーポリスの街から離れたアリアンサ移住地は夜、漆黒の闇につつまれる。でもテアトロ・ユバは違う。照明に照らされた舞台の上には「文化」の輝きがあった。  バレエを指導する小原明子さんは「踊りには生活が出る」と一言。「弓場での練習の取り組みはプロ並。さ ...

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理想主義すぎるブラジル憲法と、遵法精神の少ない民

ブラジル国旗と1988年憲法(By Moacir Ximenes (Own work) [Public domain], via Wikimedia Commons)

 古杉征己さん(42、広島県三原市)はブラジルで弁護士試験が始まってから、おそらく初の日本人合格者だ。一見、控えめな感じだが、内には強い意志と燃え盛る志を秘めている▼苦節十年で弁護士試験に合格した感想を訊くと、まず「苦労しました」と前置きしつつも、「こんなに格差が激しく、汚職と犯罪が蔓延し、法律と現実の乖離もひどい中で、正義とは ...

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