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1月 2017の記事一覧

東西南北

 25日は市政記念日につき休日だったサンパウロ市。幸い、ここ数日の中では珍しく晴れたこともあり、市内で開催された無料コンサートなどは成功したと報じられ、よい一日となったようだ。そんな中でも特に話題を呼んだが、「ベシーガのケーキ」の復活だ。サンパウロ市セントロ(中心部)の同地区でこの日の名物として作られていた巨大なケーキは、200 ...

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JRパス問題=「在外邦人が一丸となり運動を」=ネット署名を呼びかけ=もっとブラジルから協力を

「JRパスを考える在外邦人の会」の国別署名人数

 【既報関連】JRグループのジャパン・レール・パス(以下JRパス)利用資格変更に対して再考を求め、世界各国から署名を集める「『JRパスを考える』在外邦人の会」が1月6日時点で5817人の署名が集まったことを受け、JRグループほか関係各所に嘆願書を提出した。同署名サイト(http://bit.ly/2gaAiZI)には26日時点で ...

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パラグアイ進出に力添え=坂本さんが企業に呼びかけ

坂本邦雄さん(左)

 パラグアイの首都アスンシオン在住約80年で、本紙にひんぱんに特別寄稿を寄せる坂本邦雄さん(神奈川県、88)が「パラグアイ進出を考えている企業は連絡を」と呼びかけている。  坂本さんは1932年にサンパウロ州モジアナ線カニンデ駅のコーヒー園に入植、1935年にパラグアイに移住。その後1948年にラ・コルメナ産業組合創立組合員とな ...

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見えない日本文化を体感=72人がふれあいセミナーで

恒例となった馬場体操を、リベルダーデ広場で元気に踊る参加者ら

 ブラジル日本語センター(立花アルマンド理事長)主催の『第18回日本語ふれあいセミナー』が17日からの4日間、ブラジル霊友会で行われた。13~17歳の日本語を学ぶ生徒ら、計72人(ボリビアから12人、アルゼンチンから1人)が参加した。  このセミナーは日本語や日本文化に触れ、生きた日本語を身につけることを目的としている。今回は初 ...

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■今週末の催し

 28日(土曜日)  名画友の会映画鑑賞会、昼12時半、熟連(Rua Dr. Siqueira Campos, 134)      ◎  いのしし会新年祝賀会、午後7時、宮城県人会(Rua Fagundes, 152, Liberdade)  29日(日曜日)  こどものその慈善カラオケコンクール、午前7時半、静岡県人会(Rua ...

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日本の在外公館が注意喚起=ブラジルで流行の黄熱病

 ミナス州などで流行する黄熱病に関し、在リオ総領事館が注意を呼びかけている。邦人渡伯者、滞在者はワクチンを接種し、長袖・長ズボンを着用するなど、蚊に刺されないを予防が必要としている。  「ミナス州保健当局によれば、今年に入ってから1月17日までに184件の疑い例が確認されており、53例の死亡が確認されている」という。現在は義務で ...

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大耳小耳

 俳誌『蜂鳥』第334号が12月に刊行された。《花コーヒー移民哀史も遠くなり》(山根敦枝)は移民109年目らしい作品か。《夫植ゑて夫が好みしマンガ熟る》(三宅昭子)はマンガの本場・トメアスー移住地在住者らしい句か。《大掃除本棚払い立読みす》(高橋紫葉)も年の瀬に繰り返される心和む光景。エッセイ欄も充実。「俳句と日本人 労働観」( ...

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JICA=日系社会ボランティア30周年=リレーエッセイでたどる絆=第12回=サンパウロが大都会で驚いた

アルジャの老人会で認知症予防の話をしたときの様子

 配属先はサンパウロ日伯援護協会です。職種は高齢者介護で、巡回診療の同行、援協3階福祉部や援協傘下の老人ホームや奄美事業所、サンパウロ市内にあるデイサービスシャロームやAFAIでレクリエーション活動を行なっています。  私は日本で、老人ホームや療養型病院などで介護福祉士として働いた後、介護支援専門員や介護保険に係わる事務など、介 ...

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道のない道=村上尚子=(71)

 もう一匹のタロの方は、大人しくて、父が叩くのを見たことがない。あの大きなタロは、一日中、短い鎖につながれて、小屋の周りに立ち、退屈そうに眺めている。今まで、誰一人散歩にも連れ出してやっていないのは想像がつく……みんな自分の生きるので精いっぱいだから。ある日、タロの首の鎖もはずれ、門の小さい方の扉が、うっかり開いていた。  タロ ...

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「負けて勝つ」のがサンパウロの歴史

右手に剣、左手に書物を持ち、ラテン語で「Pela ciência vencerás」(学問によって勝つ)と書かれたUSPの紋章

 サンパウロ市の誕生日、1月25日を心からお祝いしたい。1553年のこの日、マヌエル・ダ・ノブレガ宣教師が率いるイエズス会士ら一行が、チビリサー族らインディオ教化のため、初めてのミサをサンパウロ市で行った。その場所がパチオ・ド・コレジオであり、チビリサー族らが住んでいたのが、現在のリベルダーデ周辺だ。マヌエル・ダ・ノブレガは巨大 ...

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