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2月 2017の記事一覧

ブラジル北東部で黒い尿の奇病=サンパウロからの旅行者も災難

 サンパウロ市在住のロブソン・ロドリゲスさんとシベリーさん一家は、ブラジル北東部のバイア州に旅行中、黒い尿の出る奇病にかかった。  一家がバイア州に着いたのは1月18日。最初の3日間をフォルテ海岸で過ごし、魚料理を食べたところ、夫婦揃って強烈な痛みに襲われ、身動きできなくなると共に、黒い尿が出るようになったという。  最初に症状 ...

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サンパウロ=メトロの無料Wi‐Fi拡張=19日までに40駅に

 5日より、サンパウロ市内のメトロの無料Wi‐Fiサービスが拡張される。サービスを担当するのは民間企業で、メトロ駅構内での広告掲載の権利と引き換えに、無料Wi‐Fiを設置する。  これにより、サンパウロ市内のメトロ61駅中、40駅で無料Wi‐Fiが使えるようになる。これまでは、無料Wi‐Fiが使えるのは、サンパウロ市中心部のセー ...

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テメル親派が両院固める=下院議長はマイア氏続投=上院やはりエウニシオ議長

レナン氏(右)と当選を喜ぶエウニシオ氏(Lula Marques/AGPT)

 1日に行われた上院議長選は、予想通り、レナン・カリェイロス議長(民主運動党・PMDB)の後継者でもあるエウニシオ・オリヴェイラ氏(PMDB)が議長に選出された。下院議長選は2日に行われ、ロドリゴ・マイア議長が他の候補5人を抑えて再選された。2日付G1サイトなどが報じている。  上院議長選は、エウニシオ氏が社会民主党(PSD)の ...

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ブラジル最高裁=ラヴァ・ジャット報告官はファキン判事に=テオリ氏に近く、似たタイプ=事前に望まれていた結果に

LJ後任報告官のファキン判事(Lula Marques/AGPT)

 【既報関連】ブラジル連邦最高裁は2日、1月19日に飛行機事故で急死したテオリ・ザヴァスキ判事に代わるラヴァ・ジャット作戦(LJ)の報告官として、エジソン・ファキン判事を正式に選んだ。2日付G1サイトなどが報じた。  昨日付本紙でも報じたように、ファキン判事は最高裁第1班に所属していたが、1日にテオリ氏が在籍していた第2班への移 ...

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《ブラジル》ルーラ氏夫人に脳死判定=家族も臓器提供を認める

マリーザ・レチシア氏(ルーラ氏と共に、Ricardo Stuckert)

 1月24日に出血性の脳血管障害(AVC)を起こし、サンパウロ市のシリオ・リバネス病院に入院中であった、ルーラ元大統領の妻マリーザ・レチシア氏(66)が、2日に脳死と判定され、家族も臓器提供を認めたと2日付現地紙サイトが報じた。  マリーザ氏は1月24日午後、サンパウロ市に隣接するサンベルナルド・ド・カンポ市の自宅で具合が悪くな ...

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サンパウロ市=大雨で壁が倒れ41人負傷=急がれる街路樹の倒木対策

 1日にサンパウロ市を襲った豪雨は各所で倒木や洪水を引き起こし、東部では負傷者も41人出たと2日付現地紙が報じた。  「凄い音がしたから外に出てみたら、現実離れした光景だった。道はまるで川のよう、人の頭だけが表に出ていた」―。ロドリゴ・セヴェリーノさんは、市東部の川の氾濫で、医大生が新入生歓迎のパーティーを開いていた農園の壁が倒 ...

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リオ・デ・ジャネイロ市=州議会の再開初日から大混乱=議会前でデモ隊と警察が衝突

1日のデモ隊と警察の衝突ではバスも燃やされた(Fernando Frazao/Agencia Brasil)

 リオ州議会が仕事始めとなった2月1日午後、同州職員たちが、給与遅配や州政府の進める支出削減政策集に反対するデモを行ったと2日付現地紙が報じた。  州議会前の通りは柵で囲まれ、閉鎖された。デモ隊はロープで柵を倒そうとしたが、警官に阻止された。デモ隊を追い散らすため、軍警は装甲車も出動させた。  軍警と国家治安部隊(FN)は催涙ガ ...

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東西南北

 ルーラ元大統領夫人のマリーザ氏が亡くなったが、これで予想されるのは「PT(労働者党)の逆襲」だろう。彼らからしたら「マリーザ氏が亡くなったのは、自分自身も被告になったラヴァ・ジャットのせいだ」で、同作戦に対する敵意と対抗姿勢を強めていくだろう。とりわけ、ルーラ氏は「マリーザの弔い合戦だ」とばかりに、自身が出馬する予定の来年の大 ...

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パラナ日伯連合会=「もう一度、大祭典を開く」=110周年実行委員会が発足=総会で西森祭典委員長選出

新体制が発足した定期総会(前列左から二人目が西森下議、上口新会長、折笠前会長、池田総領事)

 移民110周年をいよいよ来年に控える中、パラナ日伯文化連合会(折笠力己知会長)は先月29日、ロンドリーナ市の同会講堂で定期総会を開催し、新体制を発足させた。5年間会長職を務めた折笠氏は勇退し、マウア・ダ・セーラ文協で日語書記(元会長)を務める上口寛氏(66、鹿児島県)を新連合会長とする単一シャッパが、出席した28支部約120人 ...

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水野龍を巡る二つの講演=知られざる功績と航海日誌秘話=(中)=移民史の盲点カフェーパウリスタ

カフェーパウリスタ箕面店の開店を告げる大阪朝日新聞1911年6月24日付広告(若林さん講演資料より)

 水野龍は笠戸丸移民を連れてきた1908年に、コーヒー普及を目的とした豆の無償提供を受ける契約をサンパウロ州政府と結んでおり、その期限が3年間(のちに5年延長)だった。その期限のギリギリ最後に箕面店が開店したことになる。  この第1号店の建物は後に、隣接する大阪府豊中市に移築されて「豊中クラブ自治会館」などとして90年余りも使わ ...

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