2017年4月12日の記事一覧

サンパウロ西部=カラフルな壁画で有名な地域の住民が抗議で壁画を塗りつぶす=騒音やトラブルに困っていると訴える=治安改善を約束した行政

 サンパウロ市西部のヴィラ・マダレーナ地区は、市内でも有数の歓楽街であると共に、アーティストやミュージシャンなどが好んで住み、ボヘミアンな雰囲気を持つ街だ。  この街の一角でベコ・ド・バットマン(バットマンの路地裏)と呼ばれる小道は、民家の壁や塀にもグラフィックアートが描かれ、サンパウロの観光名所となっている。休日ともなれば多く ...

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殺人犯がサッカーの試合に出場?!=物議醸す「ブラジルのOJシンプソン」の復帰

 9日、ブラジルのサッカーの試合に、刑が確定する前の殺人犯が試合に出場するという、全世界的に見ても前代未聞の事態が起こった。  その選手、ブルーノ・フェルナンデス・デ・ソウザ、通称ブルーノは、2010年7月、当時、名門フラメンゴの正ゴールキーパー時代に、殺し屋を雇って恋人だったエリザ・サムジオさんのバラバラ殺人を指揮した容疑で逮 ...

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今年も豊作のブラジル=穀物収量は25%増し?

 ブラジル地理統計院が11日、2017年の穀物生産は予想を上回る豊作で、収量は2016年比25・1%増の2億3030万トンに達するだろうと発表した。  今回発表された収量見込みは、16年11月発表の16年比13・9%増という見込みだけではなく、今年3月の21・8%増という見込みも書き換えた。16年の穀物収量は1億8400万トンだ ...

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《ブラジル》マルセロ・オデブレヒト=「アミーゴとはルーラ」=セルジオ・モロ判事への証言で認める=労働者党(PT)への諸々の贈賄も=またも守秘事項が漏洩

 オデブレヒト社元社長のマルセロ・オデブレヒト被告が10日、パラナ州連邦地裁で開かれたラヴァ・ジャット作戦(LJ)関連の裁判で、かねてから噂のあった同社の賄賂分配表に書かれていたコードネーム「アミーゴ」がルーラ元大統領のものであることを認め、さらに諸々の贈賄行為を行ったことを認めた。11日付伯字紙が報じている。  報道によると、 ...

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《ブラジル》労働法改革草案まとまる=100項目以上の変更含む=「労働法を近代化」と報告官

マルセロ・オデブレヒト被告(Cicero Rodrigues/ World Economic Forum)

 12日に発表される予定の労働法改革案の報告官である、ロジェリオ・マリーニョ下議(民主社会党・PSDB)が10日、「ブラジル労働法(CLT)の近代化を行っている」と語り、100項目以上の変更を提案すると明かしたと、11日付現地紙が報じた。  変更の中には、年間30日与えられる有給休暇を3回に分けて取る事が出来ること(1回分は2週 ...

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サンパウロ市=15日から交通料金値上げ=乗継利用や月極等を対象に

 サンパウロ州政府が10日、ビリェッテ・ウニコを使って、サンパウロ市内のバスと地下鉄、都電(CPTM)を乗継利用したりする際の料金を15日から値上げすると発表したと11日付現地紙が報じた。  今回の値上げは昨年末に発表され、1月8日から適用されるはずだったが、裁判所が不平等を理由に差し止めたため、州政府が公的交通機関は4億400 ...

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混迷続くベネズエラ情勢=反政府デモを武力で鎮圧

 【既報関連】ベネズエラの首都カラカスで10日、過去10日間で5度目の反マドゥーロ政権デモが発生し、警察に鎮圧されたと、11日付ブラジル国内紙が報じた。  デモを主催した野党勢力によると、警官との衝突で57人の負傷者が出たという。デモの主要な要求は、早期の大統領選実施日時の設定だった。  デモが起きていた時間帯にブラジリアを訪れ ...

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サンパウロ州=30%が肉の消費量減らす=カルネ・フラッカの影響で

 連邦警察が「カルネ・フラッカ作戦」実施後、サンパウロ州では3人に1人が肉の消費量を減らしたことが、ダッタフォーリャの最新アンケートで判明した。11日付フォーリャ紙が報じている。  3月17日のカルネ・フラッカ作戦は、精肉業者の認可取得や保存の不正などを暴き、肉食を好むブラジル人に大きなショックを与えた。  10日に発表された調 ...

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東西南北

 サンパウロ市のジョアン・ドリア市長は今日12日より、韓国のソウルを訪れている。今回も2月に中東の富豪を訪れたのと同様、市内の大型施設民営化やネーミング・ライトの交渉を同国の大手企業に持ちかける意向で、ヒュンダイ、SK、LG、サムスンなど、ブラジルでもなじみの企業をまわる予定だ。韓国は今、「韓国版ラヴァ・ジャット」とも呼ばれる汚 ...

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《ブラジル》母は二世1号で国際結婚=笠戸丸三世ドロシーさん語る(上)=家長病没、香山六郎と再婚

三人の子供に恵まれた母・芳子さん(家族所蔵)

 「今では残された兄妹は私一人だけ。家族の思い出を大切に残しておきたいの」―。そう語るのは、サンパウロ州アチバイア市で静かに余生を送っているドロシー・ジュリア・アメコ・ジョーンズ・ダ・シルバさん(81、三世)だ。茶色がかった瞳に、何処となく異国情緒が漂ようドロシーさんの母は、笠戸丸二世第1号にして、当時珍しかった国際結婚をしたジ ...

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