2017年4月26日の記事一覧

(サンパウロ)またもアメリカの大型フェスの南米版開催へ=「サンパウロ・トリップ」はロラパルーザに続くか

 すでにサンパウロ市を代表する大型イベントとなっている「ロラパルーザ」に続く、国際型大型ロック・フェスティバルがまたしてもサンパウロに上陸する。  それが「サンパウロ・トリップ」だ。これは、昨年10月にカリフォルニア州の砂漠地帯、インディオで行われた、主に高い年齢層に向けたロック・フェスティバル「デザート・トリップ」のブラジル版 ...

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ブラジル人の国外支出が拡大中=レアル高と景気信頼感の改善が後押し

 ブラジル中央銀行は25日、今年3月のブラジル人の国外での出費が、総額15億3千万ドルだったと発表した。この額は、12億9100万ドルだった昨年3月より18・5%増えている。  1月から3月までの第1四半期で比較すると、今年は44億6900万ドルで、昨年同期の29億7200万ドルより50・4%増えた。

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《ブラジル》「ジウマと収賄で会合した」=選挙裁でサンターナ夫妻が証言=国外口座の安全性を尋ねたとも=テメルは金には関与せず

大統領時代のジウマ氏Lula Marques / AGPT

 2010、14年の大統領選でジウマ大統領(当時、労働者党・PT)の選挙参謀を務めたジョアン・サンターナ被告と、その妻のモニカ・モウラ被告が24日、選挙高等裁判所で、ジウマ氏と秘密口座への賄賂入金などについて話し合ったと証言した。25日付現地紙が報じている。    この証言は、選挙高裁で14年の大統領選におけるジウマ/ ...

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《ブラジル》送電設備建設権の入札、一応の成功を見る=公募35計画の内31件が落札=「消費者に恩恵」と政府高官

モレイラ・フランコ大統領府秘書室長官(Valter Campanato/Agência Brasil)

 ブラジル国内の送電設備建設に関する入札が24日に行われ、国家電力庁(Aneel)が公募した35の送電設備建設計画の内、31の計画が落札したと、24、25日付現地紙・サイトが報じた。  落札された31の計画への投資総額は127億レアルで、3~5年以内に建設される送電設備は全長7千キロに及ぶ。

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パラグアイ=4千万ドル強盗犯9人逮捕=容疑者3人は銃撃戦で死亡

 24日未明にパラグアイ東部のシウダ・デル・エステ市で起きた現金輸送会社プロセグール襲撃事件で、実行犯9人が逮捕されたと25日付ブラジル国内紙電子版が報じた。  同国では史上最大の4千万ドル強奪事件の襲撃犯は約50人と見られ、複数のグループに分かれて逃亡した。その一部は、24日昼頃までにイタイプ湖を渡ってブラジル国内に入ったと見 ...

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サンパウロ州=陸軍兵3人が湖で溺死=訓練を行っていた最中に

 サンパウロ州バルエリで24日、訓練中の陸軍兵3人が湖で溺死する事件が発生した。25日付現地紙が報じている。  事故が起きたのは午後5時過ぎで、「バンデイランテ・グループ」と呼ばれる部隊の兵営地内で154人の新兵の訓練を行っている最中だった。

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ブラジル人女性研究者=「影響力のある100人」に、ネイマールと共に選出=ジカウィルスと小頭症の研究が認められ

タイム誌「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたブラジル人科学者セリーナ・トゥルシ氏(Ascom Fiocruz PE)

 米国タイム誌の発表した、「世界で最も影響力のある100人」に、サッカーのブラジル代表ネイマールと並んで、ブラジル人女性研究者が選出されたと、25日付現地サイトが報じた。  その女性はセリーナ・トゥルシさん。ゴイアス市出身で、現在はペルナンブッコ州にあるオズワルド・クルス財団の客員研究員だ。

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東西南北

 以前、サンパウロ市西部のペルジゼスで、営業を停止したブラジル銀行の支店に強盗が入り、備品と共に個人データなどを盗み出して問題化したことを本欄で報じたが、これに引き続き、同銀行のもうひとつの営業休止支店が強盗からの攻撃対象になっている。その支店は同市中央部のサンタセシリアにあり、3月のはじめに営業を中止していた。近隣の路上生活者 ...

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《愛知県》デカセギ子弟が司法試験合格=母想い一念発起した照屋さん=ブラジル人初の合格者か?

照屋さん

 母子家庭のデカセギ子弟が日本の司法試験に合格!――2016年に行われた司法試験の合格率は22・95%。受験者は6899人、合格者は1583人という難関試験に合格した日系三世がいる。沖縄県系の照屋レナン・エイジさん(24、名古屋大学法科大学院卒)だ。ブラジル人初の日本の司法試験合格者か―とも推測される照屋さん、「試験までの2年間 ...

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《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(15)=「日本に良い思い出はない」

トレゼ・デ・セテンブロ移住地のレストラン「バッチャン」の庭に建つ「グヮポレ移民の碑」

 現地の黒田喜与美さんは普段、あまり日本語を話す機会がないように見え、まるで溜まっていたものを吐き出すかのように思い出を語り始めた。  「私は満州国鉄嶺生まれの引き揚げ者なの。父は何かの事情で一緒に引揚げられなかった。母が肺病なのに一人で5人の子供を連れて命からがら引き上げた。私たちは引き揚げ船の船底に入れられた。そこには死んだ ...

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