2017年4月28日の記事一覧

《ブラジル》中西部=人口2万の町で宝くじ当選=1億レアルを20人で山分けに

 ブラジル中西部のマット・グロッソ州ジャシアラ市で、住民らが共同購入した宝くじが当選し、隣町の市長も含めた20人で山分けする事になった。  ジャシアラ市は州都のクイアバ市から148キロ、人口2万6500人の小さな農牧業の町で、宝くじの賞金1億150万レアルは、今年度の町の予算7350万レアルよりはるかに大きい。

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サンパウロのゼネスト=名物のアルゼンチン人女性シェフがスト支持=「それがあなたの国の権利」と主張

 28日、連邦政府の労働法改正や社会保障制度改革に反対し、サンパウロでは大規模なゼネストが起こる事態が避けられない状況にある。この日は、電車やバスは全く動く様子がなく、多くの公共機関も休みに入るものと見られている。  ジェラウド・アウキミン・サンパウロ州知事やジョアン・ドリア・サンパウロ市市長は、何とかしてゼネストを食いとめよう ...

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サッカー=2019南米選手権はブラジル7都市で開催か=6カ国を招待し、16カ国で争う

2015年チリで開催された南米選手権でのブラジル代表(Rafael Ribeiro/ CBF)

 2019年にブラジルでの開催が予定されているサッカー南米選手権が、サンパウロ、リオなど7都市8会場で開催される見込みだと、26日付スポーツニュースサイトで報じられた。  同サイトは、同大会は南米連盟(CONMEBOL)加盟10カ国に加え、他の大陸から6カ国を招待して、16カ国の参加で開催される見込みだとも伝えている。

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婦人部からブラジル社会へ日本料理の普及を

リンス本願寺を支える婦人会の皆さん(2015年4月撮影)

 継承日本語を残して行くためには、地方日系団体が「日本文化クラブ」的な方向性を取り入れていく取り組みが必要ではないか―と18日付本欄で書いた。その中で、大きな柱になるのは、やはり婦人部の刷新だろう。大イベントを実施する地方日系団体の台所をのぞくと、例外なく婦人部の皆さんが、文字通り湯気を上げて大活躍している。だが高齢化が進んでい ...

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《ブラジル》労働法改正=賛成296票で下院が承認=審議の場は今後上院へ=「改革を進める」と大統領

26日下院本会議の様子(Antonio Cruz/Agência Brasil)

 【既報関連】26日夜、労働法改正案が下院本会議で、賛成296票、反対177票で可決されたと27日付現地紙が報じた。  労働法改正案の審議を迅速に行うため、与党は18日に「同案を優先事項として審議する」ための動議を出したが否決。しかし、翌19日にもう一度緊急動議を提出して可決に持ち込み、審議、承認のスピードアップを図っていた。

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《ブラジル》上院が「フォロ・プリヴィレジアード」(FP)廃止の憲法改正法案(PEC)初回承認=ラヴァ・ジャット政治家の裁判にも影響=職権濫用法案も同時に進行

26日の上院(Lula Marques/AGPT)

 上院で26日、二つの投票が行われ、三権(司法・立法・行政)の要職者の裁判での特権などを保障した「フォロ・プリヴィレジアード」(以下FP)廃止と、検察官や裁判官なども含む公職者に対する「職権濫用禁止法」の二つを可決した。27日付現地紙が報じている。  FPとは、連邦議員や連邦裁判所、連邦政府の要職に就いている人たちが裁判に巻き込 ...

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ベネズエラが米州機構からの脱退宣言=民主主義条項違反の指摘受け

 ベネズエラのロドリゲス外相が26日、同日開催された米州機構(OAS、ポ語略字はOEA)外相会議直後、OAS離脱を宣言したと27日付ブラジル国内各紙が報じた。  同会議では、参加34カ国中、ブラジルを含む19カ国が、同国は民主主義条項に違反しており、参加資格を停止すべきとの提案に賛同した。OASは1948年にボゴタ憲章に調印し、 ...

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リオ有数のスラム街で騒乱が悪化=「政府の援助が必要」と州知事

リオ市のアレモン複合ファヴェーラ(Bruno Itan/ Fotos Públicas)

 リオデジャネイロ市北部のスラム街、アレモン複合ファヴェーラ(以下「アレモン」)で、21日以降、銃撃戦が続き、既に5人の死者が出ていることを受け、フェルナンド・ペゾン・リオ州知事(民主運動党・PMDB)は「リオ州治安改善のために連邦政府の援助が必要だ」と語った。27日付現地ニュースサイトが報じている。  21日夜からのアレモンで ...

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《ブラジル》きょう28日はゼネラル・ストライキ=サンパウロ市内の交通状況は?

 労働法改正や社会保障制度改革反対に伴うデモのため、今日28日はサンパウロ市の地下鉄やCPTMの運行が極めて難しい状況にあると、27日付現地紙サイトなどが報じている。地下鉄とCPTMは共に、「100%の全面運行停止」を宣言している。  サンパウロ州労働地裁は既に、地下鉄とCPTMが運行を全面的に拒否したら、各組合に93万7千レア ...

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東西南北

 労働法改正をめぐり、大揺れのブラジルだが、その混乱は改正を承認した下院でも全く同様だった。院内での話し合いの最中にも改正反対派の議員らは、ちぎれた労働手帳を拡大コピーして立て札にしたり、「CLT(労働法)」と大書し、紫色(労働手帳の色)で塗った紙製の棺桶や十字架を持ち込んだりしてロドリゴ・マイア議長らに迫り、反対の意をアピール ...

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