2017年5月27日の記事一覧

《ブラジル》連立の一角PSDB、6月の選挙高裁判決で離脱の是非を判断=暫定党首と党重鎮らが会談

PSDB暫定党首の、タッソ・ジェレイサッチ上議(Moreira Mariz/Agência Senado)

 【既報関連】民主社会党(PSDB)暫定党首のタッソ・ジェレイサッチ上議は25日、サンパウロ市在住の同党の重鎮、フェルナンド・エンリケ・カルドーゾ元大統領(FHC)の私邸で3時間に及ぶ会合の後、PSDBが連立与党に残るかどうかの決断は、来月6日に開始される選挙高裁(TSE)の判断によるとしたと、26日付現地紙が報じた。  FHC ...

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サンパウロ市クラコランジア=課題が残る「救済計画」=23カ所にミニクラコ拡大=常用者の受け皿も足らず

プリンセーザ・イザベル広場に集まった常用者とそれを見守る市の職員(Fernanda Carvalho/Fotos Publicas)

 【既報関連】サンパウロ市ルス区クラコランジアで21日に行われた麻薬密売者と常用者の一掃作戦後、同地を追われた常用者らが、近隣23カ所でミニクラコランジアを形成していると26日付現地紙が報じた。  同地区の一掃作戦は、サンパウロ州政府とサンパウロ市市役所が共同で行う「救済計画」の一環で、保安局や法務局はもちろん、保健衛生部門や社 ...

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ブラジル弁護士会=大統領の罷免請求を実行=「党派性は一切ない」と会長

テメル大統領罷免請求状を提出する、クラウジオ・ラマッキアOAB会長(Lula Marques/AGPT)

 【既報関連】ブラジル弁護士会(OAB)は25日、ミシェル・テメル大統領(民主運動党・PMDB)の罷免請求を行ったと26日付現地各紙が報じた。  罷免請求状では、テメル大統領はJBS社主のジョエズレイ・バチスタ氏の罪を知りながら容認、個人の利益を優先して司法当局に知らせなかったことが公務員法違反の罪に当たるとし、罷免だけでなく、 ...

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《ブラジル》パラー州=農園での銃撃戦は嘘?=警官が鑑識前に死体を搬出

 【既報関連】パラー州パウ・ダルコ市のサンタルシア農園で24日に起きた、警官と土地なし農民の間での銃撃戦で農民10人が死亡したとされる事件で、警官が鑑識の到着を待たずに遺体を搬出していたことが分かったと26日付現地紙が報じた。  事件が起きたのは24日の午前5時頃だ。同農園は2週間前に土地なし農民に占拠され、警備員殺害なども起き ...

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《ブラジル》公共収支=4月は129億レアルの黒字に=昨年4月の落ち込みから若干回復

 今年4月の連邦政府、各州政府、各市と公社の会計の総計は、129億レアルの黒字だったと、ブラジル中銀が26日に発表した。  これは市から連邦政府にいたるまで、全ての会計の合計で収入が支出を上回ったことを示すが、負債にかかる利子の支払いは含まれていない。

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東西南北

 24日に行われた連警の〃書簡作戦〃で、親族や息子を含む配下、合計24人が逮捕されたベイラ・マルは、25日朝、ポルト・ベーリョの刑務所から、行き先を伏せた状態で、他の刑務所に移送された。移送には空軍機が使われ、20人もの職員が関わったという。メモを使って、獄中から〃シノギ〃を指揮し、過去数年間の〃アガリ〃は900万レアルを超える ...

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「必ず素晴らしい作品に」=ドナ・マルガリーダ映画化続報=更に資金提供を呼びかけ

映画製作を進める三宅代表

 【既報情報】「ドナ・マルガリーダの人生を映画化して世界中の人に知ってもらう」――。そんな計画が一歩ずつ現実に近づいている。有限会社・三信インターナショナルの三宅信史代表が4日来社し、映画化の進捗状況と意気込みを語った。  三宅代表はドナ・マルガリーダ(渡辺トミ・マルガリーダ、1900―1996、鹿児島県)をモデルにした映画の製 ...

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安良田さん、亡妻との約束果たす=101歳で『日系移民第一号史』出版

友人からの祝福に満悦の様子を浮かべた安良田さん

 「死んだ家内との約束を果たしたい」―。101歳にして念願の出版を果たした安良田済さん(101、山口県)の著書『日系移民第一号史及びーそれに準ずる事ごと』(日ポ両語)が、20日、サンパウロ市文協ビルの移民史料館9階で行われた。ブラジル日系文学会(武本憲二会長)主催の出版記念会で刊行されたうちの一冊で、約100人が祝賀に駆けつけ、 ...

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福島県人会=開店1時間半で300食=喜多方ラーメン祭り大盛況

青年部が総動員で来客対応

 「予想よりお客さんが来てビックリ。昼過ぎには予定していた300食が売り切れちゃいました」――福島県人会(永山八郎会長)は21日にサンパウロ市の同会館で第11回喜多方ラーメン祭りを主催し、曽我部威事務局長はそんな嬉しい悲鳴を上げていた。  午前11時に会場したが、11時半には列ができ、あっという間に席がいっぱいに。青年部ら20人 ...

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間部よしのさん 震災激励で熊本へ=県立美術館で夫の遺作と対面

来社した間部さん

 画家の故間部学さんの妻・間部よしのさん(87、熊本)は、ブラジル熊本県文化交流協会(田路丸哲治会長)の『震災激励訪日団』に参加し、4月9~26日に熊本県各地を回った。訪日中の17日、同県立美術館に寄贈された間部さんの作品を鑑賞した。  寄贈したのは元熊本県知事の故澤田一精さんだ。知事に就任する前から間部さんと交流があり、贈られ ...

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