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5月 2017の記事一覧

ムーディーズなどがJBSの格付下げる=汚職と司法取引の報道で=ブラジルの引き下げも検討中?

 3大格付会社のムーディーズとフィッチが22日、世界一の食肉会社JBSの格付を引き下げたと22、23日付ブラジル国内紙やサイトが報じた。  これは、ブラジルのメディアが17日に、同社社主のジョエズレイ&ウエスレイ・バチスタ兄弟らが司法取引を行ったと報じた事が発端だ。JBSは連邦政府関係者も絡んだ汚職で摘発され、兄弟や役員ら7人が ...

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ブラジリア=W杯スタジアム改修で汚職疑惑=水増し請求で工費が倍以上に

ブラジリアのW杯スタジアム、マネ・ガリンシャ(Rui Faquini/ME/Portal da Copa、26/04/2014)

 連邦警察は23日、ブラジリアのW杯スタジアム改修における経費水増し請求疑惑で、連邦直轄区元知事らを対象とするパナテナイコ作戦を決行したと同日付現地紙・サイトが報じた。  同作戦では逮捕令状10件、家宅捜索・押収令状15件、強制出頭令状3件が出され、ジョゼ・アルーダ元知事と後任のアギネロ・ケイロス元知事、タデウ・フィリペリ元副知 ...

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《ブラジル》ルーラ元大統領が6件目の告発受ける=アチバイアの別荘関連疑惑で

 パラナ州クリチーバ市の連邦検察ラヴァ・ジャット作戦(LJ)特捜班は23日、既に5件の捜査で被告になっているルーラ元大統領(労働者党・PT)に対し、6件目となる起訴(クリチーバ地裁扱いでは3件目)を行ったと23日付現地紙が報じた。  パラナ州連邦検察は、建設大手オデブレヒト社、OAS社にサンパウロ州内陸部アチバイア市の別荘の改修 ...

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サンパウロ市=クラコランジアが拡散?=一掃作戦後、複数の群れなす

プリンセーザ・イザベル広場で群れを成す麻薬常用者達(Alan White/Fotos Públicas)

 【既報関連】21日にサンパウロ市中央部のクラコランジアで行われた麻薬密売者と常用者一掃作戦後、麻薬常用者らの群れが複数個所にできていると24日付現地紙が報じた。  クラコランジアでの一掃作戦は常に、各地に散らされた常用者らが各々の地で密売者や常用者の群れを作るが、時間が経つと再びルス区に舞い戻って来るという歴史を繰り返してきた ...

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東西南北

 英国北部マンチェスターで、現地時間22日夜、アメリカ人女性歌手アリアナ・グランデのコンサート終了時に自爆テロが発生し、22人が死亡した。アリアナ・グランデは事件直後に今後の欧州公演ツアー延期を発表したが、6月29日のリオ公演と7月1日のサンパウロ市公演は延期の予定はないと、主催者側は発表している。「心が痛む。心の底から、お悔や ...

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《ブラジル》日本企業8社=説明会の手応えは十分=直接雇用、長く働く人希望=「技術の継承が悩み」

熱心に企業の説明を聞く来場者

 日本の経済産業省が主催する『合同企業説明会』が19から21日の間、サンパウロ市の文協とマリンガ市内ホテルで計3回開催され、合計の来場者は予想をはるかに超える267人だった。日本の素形材産業関連企業8社が参画し、直接雇用を前提に来場した求職者と直接面談を行ない、当地の状況に手応えを感じていたようだ。  説明会をした企業側は「正規 ...

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《ブラジル》ミスニッケイ・オザスコ=タイナ・アケミさんに栄冠=美の秘訣は自信と笑顔

熱い声援が送られたミス日系コンテスト(12番がミスに選ばれたタイナさん)

 オザスコ日伯文化体育協会(ACENBO、荒木進会長)が主催する『2017年度ミス日系オザスコ』が20日夜同会館で開催され、12人の候補者が今年も美を競いあった。会場には家族や友人など約200人が駆けつけ、舞台には熱い声援が送られた。  轟太鼓の迫力ある演奏が舞台に花を添え、会場の期待感が高揚するなか、挨拶に立った荒木会長は、「 ...

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琉球民謡保存会28日に祭典=来月には母県の本大会へ

(左から)来社した城間会長、仲村実行委員長

 琉球民謡保存会ブラジル支部(城間伸明(のぶひろ)会長)は、『第10回琉球民謡の祭典』を28日午後13時から、同県人会会館(Rua Tomas de Lima, 72, Liberdade)で開催する。入場無料。  琉球は「歌の国」と呼ばれるほどかつて音楽が盛んで、悲喜交々の歌詞が琉球民謡の特徴だ。三味線の優雅な音色や琉球舞踊な ...

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『西風』=巻頭に宮尾進さん追悼集=あの中村八大との秘話も

表紙

 西風会は『西風』第5号(207頁)を先月刊行した。毎月1回集まって議論をする私的な研究会で、体験談や調査内容を半年に一度ほど出版している。  5冊目の巻頭特集は、昨年10月30日に亡くなったサンパウロ人文科学研究所元所長で西風会の中心メンバーでもあった宮尾進さんの追悼集だ。60年以上に渡る宮尾さんと古庄雄二郎さんの親交について ...

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《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(31、終わり)=移民史はブラジル近代史の一部

後列中央が藤本誠吾さん、その右がジュリオさん

 3月21日の夕食時、同じテーブルに見慣れない若い家族が一緒に座った。一行の藤本誠吾さん(82、滋賀県)=サンジョゼ・ドス・カンポス在住=が、養子として育てた藤本ミツオ・ジューリョさん(55)の家族だった。亡くなった兄弟の子供を引き取って、育てたのだという。  藤本さんは家族に連れられて1歳で渡伯し、ペレイラ・バレットに入植した ...

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