最初の移民船「笠戸丸」がサントス港に到着し、日本人移民がブラジルの地を踏んでから109年―。今年も「移民の日」を迎え、ブラジル日本文化福祉協会(呉屋春美会長)とブラジル仏教連合会(佐々木良法エドアルド会長)共催による『開拓先亡者追悼法要』が、18日午後2時から文協大講堂で開催された。日系諸団体の代表者らを中心に約150人が参列 ...
続きを読む »2017年6月20日の記事一覧
ラーメン和=パライーゾに2号店開店=麺もスープも日本直輸入
移民109周年の絶妙なタイミングで、東洋街でラーメン専門店「らーめん和」を経営するヤマト商事(高木和博社長)は、ビジネスマンで賑わうパライーゾ区に2号店(Alameda Santos, 53)を本日開店する。 移民百周年(2008年)6月18日の移民の日に開店された「らーめん和」1号店。これは、同店を提携支援する株式会社トラ ...
続きを読む »大耳小耳
日本の女優の野際陽子さんが13日に死去した。81歳。3年前に肺せんがんが見つかり、手術や抗がん剤治療を行いながら仕事を続けていたという。野際さんといえば05年にNHKで放送され、ブラジル移民の苦難の歴史を描いたドラマ「ハルとナツ~届かなかった手紙」で、トラホームの日本に取り残された妹を好演した。「3年で返ってくるから」とブラジ ...
続きを読む »『百年の水流』開発前線編 第三部=リベイラ流域を旅する=外山 脩=(16)
ファミリア・マガリオ リベイラ流域では、時代が下ると、植民地や集団地とは関係なく──若しくはそこから脱して──独自に土地を入手して営農する邦人、日系人も、少なからず現れた。 農業界で生き残って活躍した‥‥あるいは活躍しているのは、むしろ、そういう人々である。 以下、筆者が取材できたその事例を数件紹介する。いずれもバナナ作り ...
続きを読む »わが移民人生=おしどり米寿を迎えて=山城 勇=(7)
ある時にはモモにいたるまで直に体験させた上で指導、知らない果物など田舎育ちの子供たちにとっては興味しんしんで、とても楽しく先生の授業は今も鮮明に覚えている。 厳正な羽織袴姿とやさしく分かりよいハル先生の教えに私は、子供ながらに強く心をひかれていたことを今も忘れがたく懐かしい思い出となっている。 翌年4月には2年生に進級した ...
続きを読む »《ブラジル》邦字紙70年のバランスとは
先日、コロニア文芸関係者から「最近のニッケイ新聞は勝ち組側の話ばかりのせて偏っている」とのお叱りをうけた。正直な気持ちを打ち明け、その説明をしたい。本紙は「認識派」パウリスタ新聞と日伯毎日新聞の流れをくむ邦字紙であり、パ紙が創刊した1947年1月から長い間、勝ち組の言い分を一切、紙面に載せて来なかった。90年代から記者をするコ ...
続きを読む »