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6月 2017の記事一覧

大耳小耳

 俳誌『蜂鳥』(編集兼発行人=富重久子)336号が発行された。《妻逝きて部屋の風鈴余韻鳴る》(青木駿浪)はしんみりとさせる作品。《手折り来し秋草させるグヮラナ瓶》(須貝美代香)はブラジルらしい季節感が漂う。《仏壇のまっかな柿に夕日さす》(間部よし乃)は黒檀にダイダイ色の柿という目に鮮やかな一句。《大空に太鼓響かせ梨祭》《剣道の一 ...

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ジャパン・ハウスを訪れた正直な感想=サンパウロ市在住 山本 紅

夜のジャパン・ハウスは特に隣の銀行が良く目立つ

 テレビなどで連日報道されているわがサンパウロ市のジャパン・ハウスに行った。  数か月前、テレビで大々的に報道された檜のファサード(建物正面)を見るために、わざわざ夫とパウリスタ大通りまで出かけたが、少々がっかりして帰って来た。  これは檜を格子状に組み上げた「地獄組」と呼ばれ幅36メートル、高さ11メートル重さ合計6トン以上の ...

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サンパウロ日本人学校=創立50周年記念運動会=イビウーナ日語学校と交流

イビウーナの生徒も参加した盆踊りの様子

 サンパウロ日本人学校(吉田直人校長)が10日、『学校創立50周年記念運動会』を同校運動場で開催した。イビウーナ日本語学校の生徒24人を招待し生徒や教師、保護者間の交流も行われた。  生徒らは「ブラジルと日本の架け橋」をテーマに、ブラジルで学べる喜びと感謝の気持ちをイビウーナの盆踊りで伝えた。盆踊りの歌と太鼓・囃子をイビウーナ校 ...

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わが移民人生=おしどり米寿を迎えて=山城 勇=(10)

 なかでも小学校6年生3学期からは進路指導があり、先生との接触が頻繁となる。元々私は、小粒な身体で遅進児ゆえに同級生の間ではチビッ子呼ばわりだった。それだけに体重も軽かったのであろう。  鉄棒では技も割りによく、懸垂では18回で学校では常に優勝していた。身体こそ小さいが負けず嫌いな性格だったようである。満蒙開拓青少年義勇軍への申 ...

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移民の日行事に若い人も参加してもらおう!

 「年々参列者が減ってきている」―。今年で109周年目を迎え文協で開催された「開拓先没者追悼法要」で、参列者からはそんな寂しい声が漏れ聞こえた。  参列者の顔を見れば各日系団体で要職に就いている言わばお馴染みの顔ばかり。若者の姿は指で数える程度で、コロニア中枢の人のみが参加する儀式となっている印象が否めない。  法話を説いた杣山 ...

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2千年分の贖罪ができるブラジル司法はキリスト並み?!

最高裁前にある司法のシンボル

 37人の女性患者をレイプした件で「278年の懲役」を科せられたロジェル・アブデルマッシ元医師(74)が、パラグアイに逃亡中に現地警察に拘束され、ブラジルで刑務所に入っていた。と思ったら〃優秀〃な弁護士が「高齢と健康不調」を理由に、電子足輪付の自宅軟禁の判決を勝ち取り、先日たった3年で出獄した。約300年がたった3年だ▼21日晩 ...

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ジャパン・ハウス=ブラジル人は何を期待しているか?=一カ月で来場客7万5千人=称賛と同時に、違和感も

連日賑わいを見せる同館

 一般公開からおよそ一カ月―。ミシェル・テメル大統領や麻生太郎副総理の臨席の下で開館した日本政府の文化広報施設『ジャパン・ハウス』(平田アンジェラ館長)は、一般公開された初日2日間だけで来場者数が7509人を突破。その勢いは衰えることなく、1カ月間で7万5千人以上が来場した。連日賑わいを見せる同館を訪れた来場者の声を拾い、その成 ...

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「日本移民の日」に寄せて=内閣総理大臣 安倍晋三

安倍首相

 本年もブラジルにおいて「日本移民の日」を迎えるに当たり、日系社会の皆様に心からお祝いを申し上げます。  ブラジルへの最初の日本人移民を乗せた笠戸丸がサントス港に到着して、本年で109年目を迎えました。今日めざましく発展している日伯関係を振り返ると、移住された方々の足跡の歴史的意義と、その後の計り知れない御苦労が改めて思い起こさ ...

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「日本移民の日」を祝して=外務大臣 岸田文雄

岸田外務大臣

 ブラジルにおいて「日本移民の日」を迎えるに当たり、ブラジルで生活をされている日本人移住者、日系人の皆様に心からお祝いを申し上げます。  この節目の日にあたり、100年以上にわたる数多の艱難辛苦を乗り越えてこられた日本人移住者とその子孫の方々の御苦労に思いを致すとともに、皆様がブラジル社会で多くの成功と高い評価を収められてきたこ ...

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新移民法=一部項目拒否の末に裁可=恩赦や先住民国境移動は不可=反対運動やJBS騒動の影響?

4月18日新移民法承認時の上院の様子(Fabio Rodrigues Pozzebom/Agência Brasil)

 5月24日は、ブラジリアで大規模反政府デモが発生し、デモに紛れた暴徒が官庁に投石、火を放っため、テメル大統領が軍も出動させるほどの大荒れの一日だった。この日は同時に、昨年12月に下院を、今年4月18日には上院も通過した「新移民法」の大統領裁可の期限日だった。5月17日の〃JBSショック〃以降、その火消しに躍起の大統領は、もはや ...

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