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7月 2017の記事一覧

《ブラジル》日本祭り、初日から大盛況=県人会食ブースに長蛇の列=日本食普及の親善大使も

初日から来場者でいっぱいの「郷土食広場」

 いよいよ「第20回日本祭り」が昨日、サンパウロ市で開幕した。主催のブラジル日本都道府県人会連合会はテーマを「20年の歩み」とし、新たな挑戦の年として意気込む。晴天の中、開場を待ちわびる人で初日から長蛇の列ができ、正午の幕開けと共に日本文化の祭典が全貌を現した。  会場全体に煌びやかな装飾が施されており、入り口の大鳥居が来場者を ...

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《ブラジル》■訃報■神内良一さん 南米日系社会の恩人

神内良一さん(提供写真)

 消費者金融のプロミス株式会社(現SMBCコンシュマーファイナンス)の創立者で、サンパウロ日伯援護協会の恩人、公益財団法人日本国際協力財団の神内良一理事長が、先月27日うっ血性心不全のため亡くなった。享年90。  1926年8月15日、香川県生まれ。終戦後農林省に入省。24歳頃に退職。その後、戦争孤児救済を目的とした児童福祉施設 ...

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四世ビザに「条件付き賛成」?=本人や関係者に意見聞く=(2)=帰伯者はコロニアの担い手か

 「日本で少し働けば車や家が買える」――そんな歌い文句に釣られ、日本語や文化、習慣などの知識もなく訪日し、苦労したデカセギは多い。  CIATE(国外就労者情報援護センター)の永井康之専務理事(41、愛知県)は、「ここに相談に来る四世もいるが、優秀な人は中々居ない」とこぼす。同センターが紹介する日本の仕事は肉体労働系が多いにも関 ...

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倫理の会、大熊富夫さん講演=「夢を実現した男」8、9日

来社した大熊さん、須郷会長

 ブラジル倫理の会(須郷清孝会長)が8日午前8時半からと9日午前9時から、一般社団法人倫理研究所の法人アドバイザー、大熊富夫さんの講演会を行う。  6日に須郷会長と来社した大熊さんは、当日の講演内容について「『深い願い』もテーマにする。両親からの期待に応えることも発展の秘訣であるということ」と説明した。また、苦難とは問題解決への ...

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新駐伯大使は山田彰氏=中前総領事は中南米局長

 日経新聞や時事通信4日付などの報道によれば、同日午前の政府閣議で、在聖総領事館の中前隆博総領事が「中南米局長」に就任することが決定した。14日付の発令となる。  同時に、昨年9月に就任した駐伯大使館の佐藤悟大使が離任。後任として、駐メキシコ大使の山田彰氏が就任することが決定された。  山田氏は、東京大学法学部を卒業し、81年に ...

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ビジネスコラム=PwCブラジル=第22回=連邦税債務の特別決済プログラム – Programa Especial de Regularizacao Tributaria (PERT)

 連邦政府は、前年のように新しいプログラムを作成し、税債務の決済を最高175カ月払いまで可能とし、割引や罰金など一部の支払いについて、税務上の欠損金との相殺を可能とすると発表した。  2017年5月31日に発行された暫定措置783号は、連邦税債務の減税又は分割払いに関する税制特別決済プログラム(PERT)を公表しました。このプロ ...

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来年日本祭り収支は1・2倍=6月度の県連代表者会議

代表者会議の様子

 ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)の6月度代表者会議が先月29日、サンパウロ市の文協ビル内の県連会議室で行われた。  5月度会計報告では17万4370レアルの収入、22万6646レの支出。ただし支出のうち、7万4011レは今月開催の「第20回日本祭り」会場費の前払い金で、6月度をもって支払いが終了する。  「第20 ...

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わが移民人生=おしどり米寿を迎えて=山城 勇=(20)

 ところで私は、故郷の家族は全滅して誰一人として頼れる人がいなければ帰っても仕方がない、とばかりに考えていた。3年前に勤労奉仕で1ヶ月馴染んだ北海道は土地も広く今後日本の農業にとって最も適した土地であろう。だからそこを訪ねてみよう、と北海道行きを心に決め、その手だてを考えながら佐世保収容所で待機していた。収容所では、毎日自由に食 ...

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基礎食料品セット=23州の州都で価格低下=1年で1割以上下がった都市も

基本生活物資の値段は下降傾向にある(参考画像 Agencia Brasil)

 ブラジルでは、生活基本物資の価格の変動を見るため、「セスタ・バジカ」と呼ばれる基礎食料品セットの価格を定期的にチェックする。  労組間社会経済調査・統計所(Dieese)によると、6月はブラジリアを含む27州都中、23州の州都でセスタ・バジカの値段が下がった。価格が上昇したのは4州だけだった。

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「レアル・プラン」の映画が惨敗=政府の歴史的政策も制作費の1割しか売れず

 「レアル・プラン」というのは、ブラジルの歴史においてひとつの大きな分岐点となった経済政策で、その偉業は今日でも語り草になっている。だが、その誕生までの内幕を描いた映画「プラノ・レアル」は逆にブラジルの映画史上に残る大失敗になりつつある。  1994年2月、ブラジルに新通貨「レアル」が導入された。それにより、ブラジルでそれまで続 ...

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