世界の大豆生産の90%はブラジル、アメリカ、アルゼンチン、中国、インド及びパラグァイの6カ国によって占められ、それに最近はウルグァイとボリビアの急速な増産が続く構図になっている。そして、全世界の大豆作付け面積は概ね100万平方キロメートルに達する。 大豆の輸出大国の一国であるパラグァイは、隣国の貿易大国ブラジル及びアルゼンチ ...
続きを読む »7月 2017の記事一覧
四世ビザに「条件付き賛成」?=本人や関係者に意見聞く=(12)=バイリンガル教育の難しさ
日本では言葉の問題で公教育の授業に遅れをとる外国人児童には、在籍学級の授業以外に特別指導する「取り出し授業」、授業中に指導をする「入り込み授業」が行われることが多い。その場合、指導を担当するのはほとんどの場合が二言語話者だ。 中川さんは「しかし、ほとんどの担当者はそこそこ外国語、日本語ができる人。教員免許所有者は少数で、中に ...
続きを読む »わが移民人生=おしどり米寿を迎えて=山城 勇=(28)
生産と消費を直結させ、自分の創意工夫を原点に「儲かる農家」の実践躬行、これが究極の目的であると彼は誇らし気に語る。 こうした理念に立って照屋さんの「理論と実践」は有言実行の代表人物として皆さんから尊敬されていた。それに目の敵としてよく口にする言葉は日本の「官僚主義・官僚精神」の改革であった。いわゆる日本はタテ社会で必要のない ...
続きを読む »グァタパラ、移住者の決意
移住55周年を迎えたグァタパラ移住地。先没者慰霊式典は例年、同地教会のブラジル人神父が執り行う。茂木同文協会長は「居住者の7割がカトリック信者。慰霊式典をカトリック式でやる移住地は珍しいのでは」と話す。「国際協力事業団の移住地計画に、最初から教会の建設が盛り込まれていた。移住者の中に宣教師がいて、布教が進んだようだ」という。 ...
続きを読む »サッカー全国選手権=2000年代生まれの選手が初ゴール=ヴァスコ期待の17歳パウリーニョ、一挙2得点
23日のサッカー全国選手権で、2000年代生まれの選手による初のゴールが、1試合2発のド派手な活躍で刻まれ、話題を呼んだ。 そのシュートを決めたのは、ヴァスコ・ダ・ガマに所属するパウリーニョで、7月17日で17歳になったばかりの新鋭だ。
続きを読む »《ブラジル》化学製品の輸入が輸出を大きく上回る=政府の産業振興策に不満の化学業界
ブラジル化学工業会(Abiquim)によると、今年上半期、ブラジルは172億ドル分の化学製品を輸入した。 同期間中のブラジルからの化学製品輸出高は66億ドルで、化学製品の輸出入に限った収支バランスはブラジル側から見て106億ドルの赤字となった。
続きを読む »パラグアイ=銃撃戦でブラジル人4人死亡=ナイトクラブ落成式パーティで
24日未明、パラグアイのペドロ・フアン・カバジェロ市にあるナイトクラブで銃撃戦が起き、ブラジル人の男女計4人が死亡した。 ペドロ・フアン・カバジェロ市は、ブラジルのマット・グロッソ・ド・スル州ポンタ・ポラン市と国境を接する町だ。
続きを読む »メキシコ榎本植民地120周年=「夏草やつわ者どもの夢の跡」=日本人墓地に漂う移民の儚さ=元日本国際開発機構中南米担当専門家 野澤弘司
私は昨年3月、メキシコの国立シャピンゴ大学が主催したラテンアメリカ・ステヴィア生産者シンポジウムに招聘され、天然甘味料ステヴィアのラテンアメリカに於ける栽培史と社会、経済、環境に及ぼす貢献について講演し、ブラジルへの帰途、日頃興味を抱いていたメキシコとグアテマラの国境に設置されたラテンアメリカ最初の日本人移住地である榎本植民地 ...
続きを読む »日伯関係の大変化を予感させた夜
下地幹郎衆議院議員(日本維新の会)による四世ビザ説明会からの帰り道、「日伯関係の大変化を予感させる一晩だった」としみじみ感じた。別室での記者会見で下地衆議に「票にもならない日系人のことを、どうしてそんなに一生懸命やってくれるのか?」と単刀直入に聞いたのに対し、思いもかけない答えが返ってきたからだ▼ブラジル側としては「東京五輪を ...
続きを読む »《ブラジル》労働者党がベネズエラ独裁政権支持=マドゥーロを暴力と戦う英雄扱い=共産党らもそれに追随=国際世論より左翼連帯優先
労働者党(PT)が19日、ニカラグアで行われた中南米の左翼連合の会議において、ブラジル共産党(PCdoB)と共に、圧政振りが世界的に問題視されているベネズエラのマドゥーロ政権を支持する声明に署名したことが明らかになった。22日付エスタード紙が報じている。 PTが署名したのは、中米のニカラグアで行われていた「第23回フォロ・デ ...
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