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ブラジル前下院議長エドゥアルド・クーニャベナン共和国での容疑で十分な証拠発見とスイス当局が正式発表=130万ドルの収賄の疑い

クーニャ氏(Lula Marques/AGPT)
クーニャ氏(Lula Marques/AGPT)

 スイス司法当局は、エドゥアルド・クーニャ前下院議長(民主運動党・PMDB、現在は議員罷免)が、アフリカはベナンでのペトロブラス(PB)の油田開発契約にまつわる贈収賄工作に関与したと判断できる十分な証拠が見つかったと発表した。5日付エスタード紙が報じている。
 クーニャ氏は現在、パラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事が管轄するラヴァ・ジャット作戦の裁判で被告となっているが、まさに、同氏が告発された件に関する証拠確定ということになる。
 それによると、PBは2011年5月に、「第4区」と呼ばれるベナンでの油田開発計画に関連し、3450万ドルの支払を行っている。支払先の中には、PBの投資株を購入したソーシオのCBH社が含まれていた。
 CBHはその後、PMDBのロビイストのジョアン・エンリケス被告に1千万ドルを横流ししており、同被告が、当時は下院議員だったクーニャ氏に、130万ドル(現在の為替で420万レアル相当)を賄賂として支払っていたという。
 スイス当局によると、このエンリケス被告による振込み先はクーニャ氏が直接関与していた銀行だが、同件に関する発表ではクーニャ氏や銀行名は「N氏」「E銀行」と表記。「N氏」については「元下院議長」との添え書きがついている。
 これらの情報は、スイスの裁判所が、秘密口座の現金差し押さえを継続することを決めた判決文の中で言及されていた。
 スイス検察庁は16年10月、クーニャ氏の口座に関し、各種の証拠から計2320万レアル相当の振込みがあったことを確認できたとブラジルのラヴァ・ジャット捜査チームに通達してきており、クーニャ氏告発の材料ともなった。
 クーニャ氏は、「国外に秘密口座など所有していない」と下院の議会調査委員会(CPI)で偽証証言を行ったために、16年9月に下議を罷免されている。
 クーニャ氏はベナンの件以外にもう2件、ラヴァ・ジャットで告発を受けている。ひとつは、2006~12年にかけて、ペトロブラスの油田掘削機2機の契約を成立しやすくするために、500万ドルの賄賂を受け取っていた件だ。
 もう1件は、複数の企業に勤続期間保障基金(FGTS)の支払を免除させる代わりに賄賂を受け取っていた容疑だ。この件は連邦貯蓄銀行元総裁のファビオ・クレト氏から暴露されていた。

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