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サンパウロ市 ドリア新市長=遅刻の局長に罰金の方針=名前をとってソニーニャ法と地元紙揶揄も

 ジョアン・ドリアサンパウロ市長(民主社会党・PSDB)は4日、市の局長、上級職員クラスに対し、市のイベント、会合に遅れた場合に200レアル(7200円相当)の罰金を科す方針である事を示したと、5日付現地紙が報じた。
 1月2日に行われた、ドリア市長以下、市の局長が揃って市の清掃員の制服を着て、大通りの清掃を行い、その後写真に収まるイベントに、ソニーニャ・フランシーニ社会開発支援局長が40分遅刻したことで、市長は同案を発案したと思われている。
 15分以内の遅刻は200レアル、15分以上は400レアル(14400円相当)を払う。この金は市民人権局運営の基金に入り、その後、慈善団体に回される。
 4日は午前7時半に局長会議が開催されたが、遅刻者はいなかった。「この施策は、ちょっとした〃ユーモア〃さ。しかし実際、公に仕えるものとして時間を守る事は大切だ。ほら、今日(4日)は誰も遅刻していないだろう」とドリア市長は語った。
 渦中のフランシーニ・ソニーニャ局長は記者の前に姿を見せなかったが、ニュースサイトには「(決定は)正当なもの」と語った。この施策はソニーニャ氏の遅刻がきっかけであったことから、地元各紙は「ソニーニャ法」との見出しでこの提案の件を報じた。