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東西南北

 年明けからの1週間、議会が休みのせいもあって、政界関連では大きなニュースはほとんど届いて来ないが、現在のブラジルはもっぱら、北部を中心とした刑務所での虐殺騒ぎで揺れている。本来、国民がもっとも静かに心安らぐべきレヴェイロン(大晦日)が明けた途端にレベリオン(大暴動)と、言葉の響きこそ似ているものの、中身は悪い方に大違いの様相を呈したのはなんとも残念だ。今起きている暴動が、他の地域に伝播して全国的な動きにならないことを願うばかりだ。それにしても、ラヴァ・ジャットや経済復興に加え、こうした騒動まで起きるとは、テメル政権に課せられる課題は尽きない。
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 サンパウロ市名物の斜張橋、マルジナル・ピニェイロスにかかるオクタヴィオ・フリアス・デ・オリヴェイラ橋に5日から再び照明がつきはじめた。同橋の照明はサンパウロ市の名物夜景のひとつに数えられていたが、グラフィッチ(スプレー缶による落書)が目立つようになっていたため、照明を中止していた。これに合わせてドリア市長は、グラフィッチのアーティストたちのために、東部モオッカにグラフィッチ専門「グラフィトドローモ」を作ることも宣言した。
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 サンパウロ州ペルイーベで4日、48歳の男性が人気スーパーヒーロー映画「Xメン」の登場人物ウルヴェリンを真似て、25センチの長い爪3本を指に挟み、共同経営者と軍警を襲って捕まった。3本の爪は、シュラスコ用の串とメリケンサックと呼ばれる武具で作ったものだ。報道では、爪だけでなく全体の雰囲気を真似た写真も。いい年をした大人が恥ずかしい。